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 昨日11日に届いた『川柳マガジン年鑑 2021』にさっそく目を通してみた。下記は、「´20年度 川柳作家会心の一句」から、抄出30句。(あとから付け加えるかもしれません。)
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消毒をしても善人にはなれず  安藤 敏彦
蠟燭を一本立てている演者  板垣 孝志
窓際で雨の太さを知りました  稲葉 良岩
ほどほどの泥をかぶって人になる  田中 士郎
ここにいたはずのあなたをさがしている  たむらあきこ

トラウマという害獣になつかれる  辻岡真紀子
やけくそにならないようにしてあげる  中前 棋人
三分間待ったが男もどらない  浪越 靖政
燥いだらとても寂しくなりました  西 恵美子
過去形にされてたまるかきのこ雲  星出 冬馬

こぼれ萩のこぼれきるまで口出すな  細川 不凍
なで肩の色気を見せるマヨネーズ  三上 博史
八月になると戻ってくる昭和  宮川 令次
おいしいね一緒に食べる人がいる  吉道あかね
身支度をせよとギンナン落ちている  吉道航太郎

人生を語る鱗を剥ぐように  牧野 芳光
ぼんやりと月を眺める微炭酸  岸井ふさゑ
こんなよい月に隣家の果し合い  句 ノ 一
甲冑の中身はきっとレディ・ガガ  くんじろう
しあわせがカランコロンとやってくる  小梶 忠雄

ミディアムもレアもいやです焼かれ方  小松 凡馬
この先はスカッといこう青を足す  坂本 加代
新作の風のカタログです かしこ  柴田比呂志
戦いに負けても帰る家がある  勢藤  潤
独り酒独りが深くなってゆく  寺門 迷仏

春だねとひとり そうねともうひとり 德永 政二
前向きに生きよう顔は前にある  藤井 智史
完走の道に一礼して終る  田辺与志魚
地獄絵の中だ逆立ちしてみよう  む さ し
一本の道しか知らぬ道具箱  相田 柳峰

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