柳人紹介(19) ひとり静さんの20句
柳人紹介(19) ひとり静さんの20句
日本晴れ空もわたしも嘘っぽい
さよならは少し水気を切ってから
こんなとこまで相田みつをが追ってくる
がんばれよなんて言わない紙コップ
だんだんとナイフになってゆく時間
そうだけどしあわせなのよ金魚鉢
どの窓を思うだろうか死ぬ時に
(あきこ註:「目は心の窓」とは...【続きを読む】
このみ仏に逢いたい❷‥京都・永観堂(禅林寺)のみかえり阿弥陀(永観堂吟行16句(2017/1/23))
永観堂(禅林寺)吟行16句(2017/1/23)
雪はらはら永観堂へあゆむ影
すぐそこのきのうにも雪舞っていた
逢うことの重さ 雪の影の軽さ
うなずいて阿弥陀如来がふり返る
わたしのなかへ阿弥陀ふりむく
師を祈ることもいつしか雪になる
念仏のそれから影がかるくなる
眼を伏せる影もきのうもみほと...【続きを読む】
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(6月2日(火)付、たむらあきこ選)
人の目が監視カメラになっている 川崎市 和泉まさ江
〈評〉新型コロナの感染拡大防止のため、飲食店などに時短営業の要請がされているが、貼り紙などで営業自粛を強要する「自粛警察」と呼ばれる人たちが増えているとか。
スランプの時には歩幅変えてみる 秋田県 柴山 芳隆
アベノマスク忘れた頃にやってくる...【続きを読む】
第10回 高田寄生木賞受賞作「言行録からの川柳考」(加藤 当白)(野沢省悟氏主宰「触光」66号発表)
言行録からの川柳考 加藤当白
「物語とは、我々が作りだす(そして、その作者だと主張できる)ものではなく、すでに存在する遺物であり、こちらはそれを掘り起こしているだけなのだ。」
スティーヴン・キング(アメリカの作家)
これが真実ならば、我々川柳人が日々生み出している句...【続きを読む】
このみ仏に逢いたい❶‥奈良・秋篠寺の伎芸天(秋篠寺吟行14句(2017/11/6))
秋篠寺吟行14句(2017/11/6)
御堂へ独り香(こう)が迎えてくれている
堂内の静寂夕日裾をひく
大自在天の髪際から化生(けしょう)
福徳円満を立たせている肢体
立像(りゅうぞう)のそのまま天上界の歌
尊顔のやがてわたしと泣いている
伎芸天のにほひの高さ陽の低さ
勅願のきのうの華残す天女
諸芸...【続きを読む】
(懸賞川柳2020)弥生賞(お題:「日本」)、応募総数3,298句の中から、たむらあきこ選43句
弥生賞 たむらあきこ選43句( は、弥生賞入賞句)
天 愛し抜く私が土になる日本 松本とまと
地 しゃぼん玉ふじへ飛ばしてみませんか 戸田 惠子
人 おにぎりの真ん中にいる日本人 髙田輝亜旗
秀① 日本を元気にさせる鯉のぼり 佐藤 崇子
秀② 青畳 日本人を呼吸する 竹中たかを
秀③ ニ...【続きを読む】
あなたならどう読む?❾‥「難解句鑑賞 №009」(川柳マガジン5月号から転載 執筆:たむらあきこ)
真剣になるとポキポキ折れる枝 鳥海 ゆい
「真剣」は本物の刀剣。木刀や竹刀に対していう。その「真剣」はさておき、人間の「真剣」は折れやすいと。生真面目な人は柔軟性がないため、折れやすいのである。
たいていの人は仕事中は真剣な顔で取り組むが、休憩やランチタイムなどには笑顔を見せる。ところが、...【続きを読む】
(2020)6月の予定(川柳関係)
6月の予定
6月16日(火)川柳マガジンクラブ大阪句会6月句会
6月30日(火)和歌山市文化協会文芸部会
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いまのところ上記のほかに予定はありません。6月下旬から数か所を吟行の予定。釈超空(折口信夫)の生誕地ほか。「山頭火吟行」は10月頃から(未定)。あと自宅で...【続きを読む】
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