咲くやこの花賞第1回「ほんもの」。清記しながら「よい句だな」と思う句がいつもより多かった。第1回ということで、かなり絞ってこられたか。回が進むに連れ諦めて出句されない方が出てくるが、そこが我慢のしどころ。次の1句が<天>に選ばれる可能性もあるわけだから、最後まで続けての出句をお願い致します。
清記の封筒を投函に出かけるとき、エントランスホールの郵便受けを覗くと川柳マガジン3月号が入っていた。それを持ってまず投函、スーパーで買い物のあといつものドトールへ。15時前で混んではいたがなんとか席を確保。ゆったり紅茶を飲みながら川柳マガジン誌に目を通す。
まずは第12回川柳マガジン文学賞の選者名を確認。尾藤三柳先生のお名前を拝見して、「よし(心の声)」。新家完司、雫石隆子の両先生には26年度咲くやこの花賞の選者もお願いしている。
「川柳道」の今月号の選者は尾藤三柳先生。特選は該当者ナシ。
[評ーその1]
特選句(五点)が「有る」か「無い」かに理由などはない。レベルがそれから遠いというだけだ。現状のレベルでは想像もむずかしい。平成十年度本欄の評を繰り返しても仕方がないが、全体に発想が安易すぎる。お手軽すぎる。そこで選者の狙いからは離れた中から、極く甘めに発想を三つに分けて五十ほど掬い上げ、二点句と以下一点句とした。編集部ご希望の百句はどうしても採れなかったが、変な有段者を沢山つくるよりこの方が少しは川柳のためになると考えた。投句者の意識がそこまで行っていないのに、外側から級だ段だと騒ぎ立てるのは、あまり川柳の将来にプラスとは思えない。(尾藤三柳)
川柳界の現状について尾藤三柳先生の案じておられることは、瓦版会長前田咲二の案じていることに(やや)被る。ごく当然のことを書いておられるわけで、川柳界のためにも、これからも更に厳しいことばをいただかなくてはならない。
ただ文学賞については、昨年のように「該当者ナシ」という変則的な結果は、なるべくなら避けていただきたいという気持ちが個人的にはあるのだが。
「川柳道」に今回先生が選ばれた中から2句。
まだ無にはなれそうもないお賽銭 中前 棋人
人いきれに満ちた都会のがらんどう 平尾 正人
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