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(17日、記す)
 川柳を詠むのは「心の旅」である。
 嘗て一緒に温泉めぐりなどをしていた知人から、「旅行は皆で、旅は一人で」と聞かされた。川柳は自分の中への旅。自分の内面を見つめることによって「人間を知る」旅と考えて差し支えないだろう。句作にのめり込んでゆくことで、私の中に熟してくるものがある。
 一人で句を詠んでいる時間は孤独とか侘しいとかいったものではない。闘いと、そのあとの深い充足感によって支えられている。川柳行脚でどの土地に行っても、景色に感動するということはあまりなかったが、冠雪の立山連峰を富山県側から見る機会を得、これにはたましいを揺さぶられる思いがした。あと、春先の湖北の景に感動。観光地には行かない。人混みを避けて対峙する景。立山連峰は、ことに心にしみ込んだ。
 コトバと風景の探究。これから私の旅はこのかたちになるだろう。そこに人とのふれあいを織り込んで。

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