川柳瓦版6月号巻頭言より
青森市、野沢省吾氏主宰「川柳蝕光舎」が募集した第3回高田寄生木賞(大賞)は、愛媛県の神野きっこさんが受賞された。きっこさんは「楽生会」所属で、当瓦版句会にも出席されたことがある。
寝たきりのゆうこにも毎月生理 神野きっこ
という句で、「受賞者のことば」で次のように述べている。
長女の優子はてんかんという難病で生涯、首も座らず、寝返りすることもなかった。言葉もどこまで理解しているのか定かでない。しかし身体のリズムは狂うことなく、元気な子供と同じように毎月生理がきた。太陽が東から昇り、西に沈むように正確な時を刻んでいた。結婚することも、子供を産むこともなく二十二歳の若さで永眠した。私にとって優子は決して負担ではなく、分身そのものだった。
きっこさんには他にも
更年期大きなパンツはいている
という句があるが、身辺の真実を何ら飾ることなく率直かつ大胆に表現していて、強く読者の心を打つ。
近ごろ、川柳の傾向として、気の利いた語句を組み合わせ、巧みに読者の気持ちをくすぐる、言葉遊びのような句を多く目にする。すべからく川柳は、素手で読者の心を掴み取るようなものでありたい。
――前田 咲二
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「疑う、澄ます、擽る、傾ける、揃える、欹てる、塞ぐ」
推理小説のプロットではありません。クイズQさまではありませんが、これに人の器官を接続すると意味が生きてくるものです。
さてさて、人は小病を持つと弱いものですね。私、このところ急性耳鳴り症候群でちょっとした苦労をしております。耳の奥で意味の無い雑音ばかり聞こえて、どんどん世間が遠くなります。思考力が落ち、集中力散漫、そして、ちゃんと出来ていると思っていることが、出来ていないのです。 だから昨日のわがライブは散々でした。
フラフラ(((。o・))))((((・o。))) メマイガ・・・
耳一つでこれなんだから、優子ちゃんの難病ー涙が出ます。
( iдi )
りょーみさすけさま
耳、心配しています。
ここを読んでおられる方で、参考になることを知っておられる方、教えてあげて欲しい。(すみません、余計なこと)
朱書された、前田咲二先生のお言葉に感銘。わが俳句・短歌への取組みにても、肝に銘じたいものです。
板坂壽一さま
先生にお伝えしておきます。
ときどきここに先生のメッセージを記させていただくことにします。
ふだんの先生の句は、衒いもなく、平明過ぎるほど平明になってきたようです。
ひかり薄れて果物のよう夕日
優先席の一番隅で死んでいる
「すべからく川柳は、素手で読者の心を掴み取るようなものでありたい」
入選する。ということを考えると感触の良いものを作ろうとしますが、咲二さんのおっしゃる通りですね………
私らしい私の言葉で、私の句を書きたいと思います(^^)
伊東志乃さま
7年ほど前から多くの大会にご一緒させていただきました。新聞社の仕事ほかで毎日お忙しいので、いまはもう滅多にご一緒出来ません。
どこでも、必ず秀句に採られるのが、まるでコトバの魔法を見ているようでした。
一日でも長生きして、よい仕事を残していただきたいですね。