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(^v^;) 名草川柳会(第16回勉強会)
2024/9/17(火)
川柳マガジン「川柳杯」などで注目の作家のお一人・吾郷天遊さんの10句。

  • 戦場の月に反戦歌を吊るす
  • 月欠けてパズルがひとつ埋まらない
  • にんげんのずるさ愚かさ見てる月
  • 封筒の中は溜息だけだった
  • にんげんに飽きて鳥獣戯画の中
  • 悔しさを閉じ込めているグーの中
  • 神の掌の中で転んでばかりいる
  • 忘れたい酒が会いたい酒になる
  • 誰に会いにゆくのか流れ星ひとつ
  • ふる里の月は昔のままだった

【鑑賞1】上記10句を考える。

【鑑賞2】講師作品(近作2句)

鎧ぬぎ捨てれば風も通いだす(第10回 宮崎県現代川柳記念大会 坂本一光選「涼しい」 準特選1)
華のまま消えた花火もいもうとも(第10回 宮崎県現代川柳記念大会 平田朝子選「花火」 準特選1)

なぜ、いま川柳か

 ひとりで過ごす時間は多い。というより、ほとんどの時間をひとりで過ごしている。それが淋しいかと問われれば、全然淋しくはない。ひとりの時間こそは宝、山あり谷あり年齢をかさねた者の特権とまで思っている。人生を深く味わうこと、群れていてはそれはできない。

 吟行で長く各地を歩いているが、一期一会のかたとさりげない会話を交わし、そのことを川柳にも反映させている。芭蕉が江戸時代前期を歩いたように、令和を歩いて、”いまを生きる”にんげんとして句を詠もうとしている。

 時代がこれほど速く進んでいるのに、いつまでも文語で”詩(一行詩)”を詠むというのはいかがなものか。われわれは現在使われている平易なことばをあやつって、そこに斬新な詩の世界を見出さなければならない。

 文語体は、明治までは書き言葉の主流だった古い文体。明治の言文一致運動により、文語体よりも理解しやすい口語体が使われるようになった。現在、文語が実生活で使われることはほとんどないが、文学作品のなかであえて使うことはある。そんなときの文語は、斬新な詩を生みだすインスピレーションの元となる。

 自由でしまりのない口語を5・7・5の定型におさめることは、文語で詠むよりはるかにむずかしい。その意味で、川柳は俳句よりむずかしいと言える。この文芸のいちばんの魅力は、これからどうにでも変革できるという可能性を感じられるところにある。令和を生きるわれわれが詠むのは、やはり令和の口語でということだろう。(たむらあきこ)

【実作&添削】互評&添削。(宿題:「 」 つぎの勉強会のはじめに各自1句白板に書いておいてください。)

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⦅3584⦆名草川柳会レクチャー(第16回勉強会)”にコメントをどうぞ

  1. 井口廣司 on 2024年9月20日 at 2:45 PM :

    名草川柳会(第16回勉強会)お疲れさまでした。
    ホンといつまでも暑い日が続きますね。ご自愛ください。

    今回は吾郷天遊先生の10句とあきこ先生の2句の鑑賞。
    そして川柳がなぜ口語体で詠まれるのか、平易であるが故の難しさ
    その可能性等について勉強しました。
    何にしても難しいものがありますね。

    最近は我々の句にかける時間が多くなってきましたね。
    まず互選し(先生も含む)、自分が良いと思う句に票を入れ
    その句が、なぜ良いと思ったかを発表。
    そしてそれぞれの句について先生の添削を中心にみんなで推敲。
    最後にあきこ先生の講評
    みたいな時間が多くなってきました。

    多分、自分で考える時間を増やしてくれているのでしょう。
    我々の、良い句が良いと分かる感性&技量
    また句をより良くする推敲力を高めるためでしょう。

    「推敲は疲れる。」
    先生の言葉ですが、作ったら終わりの私には耳が痛い言葉ですね。

    かのダ・ビンチも終生モナリザを手元に置き、加筆修正を重ねたとか。
    ホンと爪のあかでも…(汗)

    まっ今さら爪のあかでもと言うわけにもいきませんので
    せめて一杯飲みながらでも拙句を身近に置きに推敲…ですね。

    22日から香川県川柳大会、鼓岡神社吟行と続きますが
    くれぐれも健康には気を付けて。
    万一崇徳上皇にお会い出来たらよろしくお伝えください(笑)

    • たむら あきこ on 2024年9月20日 at 5:01 PM :

      井口廣司さま
      資料の印刷、今回もありがとうございました。
      なぜ印刷できないのか?、ネットでも調べるのですが、書いている通りやってみてもできないのです。
      パソコンは今年発売のものに買い替えたのに。
      もう少しがんばってみます。

      いつもご丁寧なコメント、ありがとうございます。
      崇徳上皇は、たいへんな歌人で、なんとなく分かるかたなのね。
      保元の乱ですが、権力志向だけのかたでないことは確かです。
      日本三大怨霊の一人などということにされて、ご本人も情けないのでは。

      そのうち、廣司さんも旅行がてら各地の大会参加をなさってみてはいかがでしょうか。
      楽しいですよ。(^^♪

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