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出雲大社(イナバノシロウサギ)吟行23句(2024/5/18)
下り坂参道 見下ろす位置にまつられる
本殿までの時間を分けているほこら
祓戸神(はらいどのかみ)をこころにひからせる
神に呼びよせられて此処神話の地
縁結びの空が不思議をむすびだす
(はがね)になる鳥居は閉じこめるように
一礼してくぐれば哀がみえてくる
しめ縄の逆へ閉じこめられている
千木(ちぎ)の交差もあなたを閉じているように
神前にいたるとかすかにも呻(うめ)

出雲口伝(いづもくでん) 神のつたえがおどろかす
出雲口伝の出雲が陰(いん)をひろげだす
本殿屋根の千木まで曇りだすうしろ
天日隅宮(あめのひすみのみや)の古称にあるくらさ
柱根の巨大がしのばせる往時
イナバノシロウサギをあまた通り過ぎ
大国主命(おおくにぬしのみこと)を守っている兎
あの日から癒えぬ時間を立つやしろ
触れあってきたのは神話 ウサギたち
神馬(しんめ)神牛(しんぎゅう)をひからす五月の陽(ひ)
折りたたむ あしたが陽(よう)であるように
入口も出口もかなしみをあるく
受けとめて此の地の神をぬけてくる

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