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 午後2時18分、Wさんと電話中、携帯に気がかりだった闘病中の友人からの電話が入っていたのね。ほぼ一時間後に気づいて、かけ返す。

 三日前から自宅で緩和ケアに入ったというのね。「人間はみな、いつかは〇ぬんだから」とおっしゃるが、受け入れることはできない。これから、なんども会って、いろいろと教えていただこうと、楽しみにしていたのに。最もたいせつな友人として、たがいに老年期をこれからだと思っていた。

 「なにか、できることはある?」と問うと、「なにもない」。「だれにも、どうにもできん」と。「痛みは、どうなの?」と問うと、「これからは分からんけど、いまは大したことない」と。「そんなの、あかんよ」。「だれでも、いつかは〇ぬんだから」「いまから、つぎに出版する本の校正にかかる」と。「なにか欲しいものない?」。「なにもない。食欲がぜんぜんない」。

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