川柳塔本社句会(20句会)でいただいた秀句33句(2012-2020)
川柳塔 2012年5月本社句会
天の句 ちぐはぐを積んで夫婦になれました 「ちぐはぐ」河内月子選
天の句 句読点ときどき打って締める脇 「脇」佐々木満作選
川柳塔 2012年6月本社句会
地の句 追伸のひと言日だまりになった 「単純」大内朝子選
川柳塔 2012年12月本社句会
天の句 あなたという毒秒読みで効いてきた 「秒読み」長浜美籠選
川柳塔 2013年1月本社句会
天の句 いわし雲聴かぬラジオが鳴っている 「ラジオ」古久保和子選
人の句 忘却だけがいつか叶えてくれている 「叶う」三宅保州選
天の句 叶うならあなたにわたくしを植える 「叶う」三宅保州選
川柳塔 2013年2月本社句会
人の句 すこし爆ぜるためにしじまに置く背骨 「ぱちぱち」水野黒兎選
地の句 亡母の貌から風景が濡れている 「親」小島蘭幸選
川柳塔 2013年5月本社句会
天の句 流行りコトバには実弾を込めやすい 「流行る」飛永ふりこ選
川柳塔 2013年6月本社句会
地の句 どう吊してみてもわたしというかたち 「吊す」伊達郁夫選
川柳塔 2013年7月本社句会
人の句 いつまでも哀が這うから髪を切る 「這う」両川無限選
川柳塔 2013年8月本社句会
地の句 九条を写せば余白まで熱い 「紙」岩佐ダン吉選
天の句 宇宙に浮かぶ青い地球というガラス 「ガラス」久保田千代選
川柳塔 2014年1月本社句会
人の句 とても大きな網に掬えたものがない 「網」三宅保州選
地の句 まだ匿っているわたくしの中の新 「新しい」村上直樹選
川柳塔 2014年3月本社句会
人の句 ペンにぎり締める回遊魚の時間 「見学」小島蘭幸選
川柳塔 2014年7月本社句会
人の句 未練というぬめりほぐしている手櫛 「未練」小島蘭幸選
川柳塔 2015年2月本社句会
地の句 ゆずれない便利へ自分色を足す 「便利」村上直樹選
天の句 雪国を出てゆく敗北のかたち 「北国」小島蘭幸選
川柳塔 2015年4月本社句会
天の句 さくらふぶきがボクを探っているらしい 「探る」小山紀乃選
川柳塔 2016年7月本社句会
人の句 忘却をせまるわたしの中の過去 「迫る」安土理恵選
川柳塔 2016年11月本社句会
地の句 いくばくの疵まないたもわたしにも 「板」鈴木いさお選
人の句 ひと言に刹那の橋を架けられる 「橋」小谷小雪選
天の句 私が許せぬわたくしの未熟 「未熟」小島蘭幸選
川柳塔 2017年11月本社句会
天の句 薄すぎるベールに過去は覆えない 「ベール」藤原ほのか選
天の句 泥のように眠り師の訃に耐えている 「動揺」小島蘭幸選
川柳塔 2019年7月本社句会
人の句 かぜになりいまもわたしの中に居る 「今」片岡加代選
川柳塔 2019年11月本社句会
地の句 失恋のそれから翳のある可憐 「かわいい」小谷小雪選
(※「翳(かげ)」を「鬱(うつ)」と書き間違えています。ご訂正、よろしくお願いいたします。)
川柳塔 2020年2月本社句会
人の句 昼の隙間がギシギシと過去をだす 「昼」山岡冨美子選
地の句 雷もひびいて午後からの歪 「昼」山岡冨美子選
人の句 ロボットになるまでにんげんを搾る 「盗む」岩佐ダン吉選
地の句 人間を盗まれてゆく兵士たち 「盗む」岩佐ダン吉選
※川柳塔本社句会へはときどきおじゃましています。上記、「川柳塔」ホームページに掲載の過去のあきこ作品を拾ってみました。半分弱の15句ほどは句集に収載。
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