喪中はがき
伏せてあった喪中はがきを
おそるおそる見る
あなたの名が書かれ、7月17日逝去と
書かれていた
享年71歳
いまやっと正視できた
メールに返信が無いのを
どうしているのか、と思いながら
日々の仕事や雑用にかまけていた
「死なんといてよ」と、最近ともだちに言うことが多くなった
これから、いっしょに九十までも百までも
生きていてねと
お願いしているのである
一人欠け、二人欠け
今年はなんと友人知人七人がいなくなった
なんという年だろう
Tさん、あなたは
以前から飾り気のない人で
余計なことを言わない、ありのまま、そのままの人だった
一心に子を孫を思い
とくに末の、まだ独身の息子さんとは気が合うようで
いっしょに旅行に行ったりしていたね
三人の子は、みんなやさしい、と喜び
週三回の透析に耐え
そして、誕生日がおなじだというご主人をおいて
あの世に旅立ってしまった
「ずっと生きてて」「長く生きてて」と
あなたにもお願いしたはずなのに
年に一、二度のおつきあいだったが
これから、と思っていたのに
ご冥福をお祈りいたします、などといまは言えない
まだ、まだ痛すぎる
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