(*^▿^*) 耐久生涯大学 川柳専科
10月8日(土)10:00~11:30
❶【鑑賞】➀俳人種田山頭火の15句。②9月の集句(別紙)の互選・互評&講師選・講師評。
❷【実作】「頭」「火」「久しい」
句箋使用、句数無制限、講師に提出。(次回互選&互評・講師選&講師評)
➀
②
③
④
⑤
【鑑賞】➀俳人種田山頭火の15句。
種田山頭火(1882-1940)は山口県防府市出身の自由律俳句の俳人。
下記、『草木塔(そうもくとう)』(昭和15年)より。
あるけばかつこういそげばかつこう
うしろすがたのしぐれてゆくか
蜘蛛は網張る私は私を肯定する 自己肯定
ここで泊ろうつくつくぼうし
この道しかない春の雪ふる
そこに月を死のまへにおく
鳴かぬなら鳴かなくてよいほととぎす
ふりかへらない道をいそぐ
夕立やお地蔵さんもわたしもずぶぬれ
分け入つても分け入つても青い山
鴉啼いてわたしも一人
まっすぐな道でさみしい
水に影ある旅人である
もりもりもりあがる 雲へあゆむ
しぐるるやしぐるる山へ歩み入る
【講師鑑賞】
生死(しょうじ)の中の雪ふりしきる 山頭火
行乞(ぎょうこつ)途中、雪の中で倒れかけたときの句、ならば「生死の中の」は「生死の中を」ではないかとはじめ違和感をもった。繰り返し読むとどうやらそういうことではないような。
生死とは、大乗仏教において「悩み」を意味する概念。衆生が生まれては死に、死んでは生まれる苦しみ・迷いの世界、すなわち〈輪廻〉。山頭火が熊本市の曹洞宗報恩寺で出家得度した禅僧であることを考慮に入れ、この句は鑑賞しないといけない。たんに生まれる死ぬの「生死」に雪が降りしきっているのではない。
生と死とを無限に繰り返す輪廻転生。その中での人生は悩みや苦しみに満ちている。山頭火の苦しみ・迷いを包み、清め、また叱咤するかのように「ふりしきる」雪。倒れ込んだまま埋もれてしまえばそのまま逝くしかない、恐ろしい雪でもある。雪も生死の中の生命体のように詠んでいるのが、「生死の中の」。やはり「を」ではない。(たむらあきこ)
②9月の集句(別紙)の互選・互評。
ア.張りつめる心が結ぶ糸きずな
イ.糸紡ぎ女工ありしの身を想う
ウ.五十年結んだ糸がちぎれそう
エ.納豆の本音からまる糸の中 切り口が独特
オ.針のめど通した糸を大切に
カ.亡夫へ手を合せるしつけ糸
キ.私の思い束ねて糸にする
ク.しつけ糸ほどかぬままに死んでゆく
ケ.細い糸2本合わせて老夫婦 ◎
コ.地球から落ちないようにネット張る
サ.ありがとう過去ふりかえる心糸
シ.手術跡見ては恐怖がよみがえり
ス.釣り糸に願いをこめてさおを振る
セ.ゴールドの父母の糸から守られる
ソ.孫ひ孫空みて育て心糸
タ.足元に交差している光る束
チ.世間に勝って自分に反省糸心
ツ.しつけ糸そのまま朽ちて売りに出す
テ.イトカワを睨むハヤブサ目の力
ト.ありがとう感謝の心糸道へ
ナ.囚われた心にからむクモの糸 囚われの心にからむクモの糸
ニ.75才過去ふりかえるしつけ糸
ヌ.赤い糸山坂越えて金婚ふ
ネ.川柳学び自分史へ心の糸
②9月の集句(別紙)の講師選・講師評(作者名有)。講師評は、各自記入しておいてください。質問歓迎。
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