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 種田 山頭火(たねだ さんとうか) は明治15年から昭和15年までを生きた、自由律俳句の俳人なのね。山頭火とだけ呼ばれることが多い。山頭火ゆかりの下記赤字の地を、熊本に行ったら訪れようと思っている。

 現在の防府市生まれ。大正5年5月、熊本下通町一丁目にて古書店「雅楽多書房」を開業している。大正14年に熊本市の曹洞宗報恩寺で出家得度して耕畝(こうほ)と改名したのね。廃寺になっていた味取観音堂の堂守となり、近隣の子供・若者に勉強や時事問題を教えていたというのね。まず、吟行は報恩寺から。

 山頭火は、晩年の日記に「無駄に無駄を重ねたような一生だった、それに酒をたえず注いで、そこから句が生まれたような一生だった」と記している。死後、遺稿日記が公開され、生涯の一部が明らかになったのね。

 下記は、あきこの好きな山頭火の21句。

へうへうとして水を味ふ
うしろすがたのしぐれてゆくか

どうしようもない私が歩いている
生まれた家はあとかたもないほうたる
音はしぐれか

酔うてこほろぎと寝ていたよ
鴉啼いてわたしも一人
笠にとんぼをとまらせてあるく
笠も漏り出したか
けふもいちにち風を歩いてきた

この旅、果もない旅のつくつくぼうし
こころすなほに御飯がふいた
まつすぐな道でさみしい
ふるさとはあの山なみの雪のかがやく
すべつてころんで山がひつそり

分け入つても分け入つても青い山
鉄鉢の中へも霰
ほろほろほろびゆくわたくしの秋
生死の中の雪ふりしきる
おちついて死ねそうな草萌ゆる
濁れる水の流れつつ澄む

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