断捨離の生活もよし老いの春
上記は、平成25年(2013年)の前田咲二先生からの年賀状の句。あと簡単に、「本年もどうかよろしく」とある。(どうぞ、じゃないところがちょっとユニークかな。) なつかしい達筆で、保存状態がいいせいか、まるできのう書いたかのよう。ほんとうに、何をされても一流の先生だった。
“東の横綱”前田咲二先生の年賀状があれば、“女王”森中惠美子先生の寒中見舞いもある。こちらは、平成22年(2010年)のもの。やはり達筆で、
新しい年も淋しき身のまわり
お二人とも、句にヘンなちからが入っていないのね。まったく、ことばを飾っていない。この二枚もあきこの宝もの。お二人はかつての(大)番傘本社句会で横綱の東西を争っておられたのね。年間入選句数がダントツ。その資料も今回の大掃除ででてきたので、またそのうちアップすることに。
さてつぎは、和紙に大きく墨で書いたお手紙。○○○○○先生からいただいたもの。ほんとうにありがたく、改めて感謝申し上げます。これも、宝もの。『たむらあきこ川柳集 2010年』へのご感想。
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前畧
いつか書こうと思いながら、句集の御礼と感想が此の様に遅くなりました。ごめん。
句集全体について感じた事は既に述べましたが、とにかく推こうが行き届き、完成度の高い作品ばかりで、申し分ありません。反面その分だけあきこ独特の感性の冴えが影をひそめているように感じられるのが残念です。でもこれも一種の妬心であり、無視していいものと思います。
私の好きな句を前から順に列記します。
逢いにゆく光をすこし研いでから
あと戻りできないことを知っている
変えたくて自分が変わることにする
とりあえず笑顔でわたしから開く
包囲されてからの軸足がゆらぐ
わたくしをずるずる剥いてゆく遊び
顎すこし上げておとこを見きわめる
モノトーンの時間が壁を食べている
記念日がときどき雪崩連れてくる
指先に追いかけられる遠花火
曼珠沙華自分に嘘をつきとおす
さみしさが溜まり半開きになった
わたくしの凹みを風が抜けてゆく
淋しくて(※さみしくての誤記)誰の雨ともひびきあう
約束のように桜が咲いている
ここまで、取りあえず十五句。
草 々
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