『点鐘雑唱』は、平成27年1月1日発行とある。発行・編集は故・墨作二郎氏。『たむらあきこ吟行千句』には氏の一文(別の柳誌)を転載させていただいている。
わたしの吟行は、氏に誘われて、氏の主宰する「点鐘散歩会」参加に始まったと言っていいのね。ここでは20人くらいの柳友と一緒に、一時間にほぼ100句を詠んだり、ずいぶん鍛えられたものである。下記は、抄出20句。
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しん
しんと骨に降る雪 骨に積む雪 阿部 桜子
父さんの代わりに柿がやって来た 今井 和子
俎板の凹みに母がうずくまる 今田 和宏
桜並木も欅並木も骨格見本 笠嶋恵美子
空はまだ人をゆるしてくれている 北村 幸子
歯茎まで見せて正論なのだろう 北村 幸子
逢えそうな予感に耳を熱くする 熊谷美智子
逢えぬ距離 雨のうつつを思う坂 墨 作二郎
ゆっくりと歩ける靴を買いに行く 月波 与生
どの皿で出しても毒はうつくしい 徳田ひろ子
ためし書きでもあなたの名前書いている 春城 年代
枯野から戻ると枯れている手足 前田芙巳代
騙されてみようか春の雨だもの 三浦ひとは
気の抜けたサイダー過呼吸のカモメ 森田 律子
和歌山はうっかりやって来るところ 吉岡とみえ
菜の花の一面というおもてなし 渡辺 隆夫
見上げれば海 見下ろせば空がある 岡谷 樹
天皇の帽子が崖を降りてくる 笠嶋恵美子
立ち枯れのまま流されてゆきました 笠嶋恵美子
ずっと遠くの祭りを忘れないでいる 墨 作二郎
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懐かしい句の紹介ありがとうございます。
周りが見通せるようになって読んでみると渡辺隆夫さんがいらしたんだなあ、としみじみ。
お話しできたらよかった。
ほんと川柳はナマモノで
柳人にしでも句集にしても「後で」と思っているとお会い出来ないし、読めないですね。
もう、今しかありません。
月波与生と「そのうち」会おうと思っている方
会うなら今のうちですよ(なんのこっちゃ)
月波与生さま
いい句ですよね、どれも。
与生さんはどんな靴を履いているのか。
「不思議」というメーカーの靴かもしれない。
実体が掴めない(笑)。
川柳作家は、カリスマ性がなければならないので。(あきこの独断、笑)
貴重なお一人です、たぶん。
がんばってください。