わずかに水色の空と夕茜の雲が残るだけとなった。
目を閉じると、道ばたに咲いていた露草の青があざやかに美しい。
五十鈴川の水が手にあたり、指を通りすぎる。
時の流れが私たちの体を通りすぎるように、流れて止まないものが私の今を清めてゆく。
冬空は青く、無風で、白雲が静止している。
死に場所を捜したくなる日和。
祖霊に語りかけたくなる真昼の明るさ。
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小堀邦夫(こほり くにお、1950年9月6日 – )は、日本の神職、作家、詩人。元靖国神社宮司、神宮禰宜、神社本庁参与。(Wikipedia)