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 価値観とは、何に価値があるとするかに関する考え方よね。価値を判断するときの根底となるものの見方の形成には微妙で奥深いものがある。何にどういう価値があるかという判断はそれぞれがいままでの人生で培ってきたものと言えるだろう。

 とまれわれわれの抱いている価値観は多種多様であることは間違いない。ただし、多種多様ではあっても、まったくランダムというわけではなくて、年代などによって何らかの同一傾向があるのね。

 価値観は時代とともに変わってゆく。親子であっても、価値観がまったく異なるということはしばしばある。価値観の形成には、親や友人から影響を受けたこともあるだろうし、本を読むことで吸収したこともあるだろう。組織や共同体に属することによって継承されることもある。そこから思索の積み重ねによって新たな独自の価値観が構築されるのね。

 価値観はそれぞれの人の具体的な行動となり、生き方になって現れることになる。類似の価値観をもつ人同士では、たがいの行動が理解しやすいため、近づきあう傾向があると考えられるのね。

 夫婦においても、価値観がうまく共有されているかどうかが二人の関係に影響してくる。現代では、結婚前にたがいの価値観を確認しあうということが、ごく当然のことになっているのね。

 この時代、明けても暮れても川柳に入れ込んでいるあきこなどは、人の目にどう映っているだろうか。世間一般には、文芸と言っても、川柳は短歌や俳句の下と認識されていることが多い。あきこ的にはそれらと同等か、上にあるものとして捉えているのね。そのことを正直に言えば周囲との齟齬が生じるだろうか。短歌や俳句をやめて川柳を択び取ったということは、あきこの価値観なのね。「にんげんを詠む」文芸は、追求するほどに深いのである。

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