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 2017年9月27日が前田先生のご命日。月日のたつのは早いもので、あと二か月すこしで4年になる。昨年4月に『前田咲二の川柳と独白』を監修、出版させていただき、ありがたいことに長期間にわたり同書は新葉館出版さんのベストセラーになった。あらためて御礼申し上げます。
 いまもやさしかった先生の面影やいただいたことばを思い出す。来年は『前田咲二 千句』出版の予定。これもやり遂げようと思っている。そういうことでこれから時間的にブログ更新が滞ることもあると思うが、どちらもちからを抜くことなく取り組んでいくつもりです。  
   下記は、2017年の瓦版12月号から。川柳の “東の横綱” 前田先生への弔吟。あらためて先生の飄々としたお人柄を偲んでいただければありがたく存じます。
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お浄土へ待たせましたと瓦版 森中惠美子
咲二師の格調語る公会堂 新家 完司
天高く鷹飛び立って我を制す 板野 美子
ついに死す瓦版の鬼として 久保田半蔵門
咲くやこの花前田咲二というロマン 赤松ますみ
酔わせ上手ハグの上手なダンディズム 美馬りゅうこ
いつまでも聞きたかった洒脱なシャレ みぎわはな
何だって上手い口説きもカラオケも 小山 紀乃
雛のわたしに親鳥のようでした 八田 灯子
肩ポンとたたいてひらり雲に乗る 谷口  義

咲二逝く豪栄道も寂しかろ 前中 一晃
寝屋川でグッバイしたね咲二さん 前中 知栄
ミュンヘンの空気優しく咲二さん 市井 美春
咲じいの笑顔偲んで月見酒 油谷 克己
百歳へスタート切ったとこなのに 一階八斗醁
おう咲二やっと来たかと幻四郎 向井  清
憂国の志士ばっさりと時事を斬る 吉田わたる
ほめ言葉たくさんくれてありがとう 瀬川 瑞紀
咲二消え喉の渇きが止まらない 菱木  誠
海兵と呉の話が懐かしい 碓氷 祥昭

かぐや姫と芋焼酎を愛でなはれ 上山 堅坊
天国の時事吟どんなものですか 北川ヤギエ
もう少し聞きたかったな咲二節 真鍋心平太
背中から慈父の温もり句会場 松浦 英夫
瓦版卒寿の秋に大輪を 前田 紀雄
もうさせません軍艦のタワシ掛け 荒川 鈍甲
川柳の自選句集が欲しかった 藤井 康信
私も行きます大笑いしましょ 中里はこべ
咲二さん弔句の選を頼みます 銭谷まさひろ
天高く師の影を恋う十三夜 桂 ひろし

知りました黒木瞳の大ファン 中野  稔
ペン先に矜持咲二の作と選 武友 六歩
先生の手直し僕の句が生きた 楠本 晃朗
シャイな銀髪そんなに急ぎ星になる 森  廣子
日本一の川柳作家さようなら 物種 唯修
いただいたお葉書の字はとこしえに 宮井  智
ダンディな旧会長を偲ぶ夜 大島美智代
飄々とエスプリきかす語り口 佐波 正春
天上で日本の秋を愛でている 櫻田 秀夫
この一句閻魔もポンと膝をうち 山中あきひこ

寿命とは申せ人生酷なもの 前川 全澄
時事川の巨匠咲二氏星になる 清水久美子
憎めない人で大きな星だった 杉本 克子
日の本で咲二が吠える瓦版 杉本 光代
瓦版で軽いタッチがご挨拶 松山 和代
咲じいの猫といっしょに啼いてます 田口 和代
風よりもひこうき雲になりました 立蔵 信子
忘れない笑顔いっぱい咲二の灯 靍田 寿子
正真木倒れ咲二の呼名聞く 新海 信二
大事そうにふーふー薄い目の湯割り 井丸 昌紀

花と咲く道に人あり瓦版 ふじのひろし
瓦版の天国句会人の列 小金澤貫一
トレモロの散華の響き闇に入る 松下和三朗
時事吟の海に少年兵の夢 竹永 広義
瓦版あければいつも逢えますね 了味 茶助
平成某年咲二先生から襷 井上恵津子
太陽が沈む音無き音立てて 嶋澤喜八郎

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