しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(6月8日(火)付、たむらあきこ選)
生きている証拠に爪が伸びている 広島県 岡本 信也
〈評〉自宅にこもっての長い〝自粛〟生活。我ながら生きているのか死んでいるのか、分からないと。伸びている爪を見てわずかに生を実感。
逆風の中で聖火が消えかかる 札幌市 鈴木 英雄
コロナ禍の亡国五輪かもしれぬ さいたま市 出町 正俊
ヘビだってステイホームに飽きがくる 横浜市 井沢 和夫
受け入れる病院なくてせつない死 堺市 大和 峯二
これも変異株かもしれぬ上がる株 兵庫県 夜久 明
コロナ禍もゴキブリねずみぼくも生き 福岡市 津田 明子
百薬の長盾にしてコロナ戦 千葉県 田尾 八女
ブロークンレコードのよう菅答弁 北海道 寺田 昭夫
後出しで負けてばかりの菅総理 和歌山県 坂口 隆
コロナ禍に改憲戦車動き出し 福島県 先﨑 伍郎
魚貝から放出許可がとれたのか 京都府 藤田 昌子
早い梅雨ホタル遅れずやってくる 岡山県 目賀 和子
ぼくの財布とっくに緊急事態だよ 岩手県 千田 正平
町工場昭和の音が絶えている 神奈川県 都留あき子
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肩に力が入ってない「かるみ」の句が光りますね。
昌紀さま
「生きている証拠に…」は、よくあるんですが。
…のところにことばを嵌めると句がなんとかカタチになってしまうんですよね、多用されるということは。
全体を読めばやはりこの句となってしまったわけで。
ほか「何もなかったように…」も同様ですね。
毎回多数の句が寄せられているのですが。
オリジナリティがあり、キラリと光る一句がなかなか拾えないのね。
むずかしいものです。