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水流、青空、星影、それぞれの透明に心奪われる。
いのちの始まりが透明であったからか。

無駄な時間を過ごしたと思う時、無駄でない時間とは何か、と反問しよう。
無駄な時間が人生の大半なのだ。
花韮(はなにら)が二つだけ白い花を咲かせているのを見つつ、無駄な時間かとつぶやく。

平凡な人生が結局一番、と言うが、その平凡が最も罪深いのだ。
安心安全と快適さを求め続ける貪欲(どんよく)さが、やがて戦争を招き、地球を病み衰えさせてゆく。
苛烈(かれつ)な人生を終えた人を思い出しながら、田植えの終った水面(みなも)に映る光を見つめている。

苗代(なわしろ)の早苗(さなえ)が寄り添うように風に揺れている。
初夏の空には動こうともしない雲が今にも降りて来そうだ。
(あぜ)と畔の間を流れる透明な水音に聴き入っている、三千年の安らぎ。
…‥‥‥‥‥‥………‥‥‥‥‥‥………‥‥‥‥‥‥……

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小堀邦夫(こほり くにお、1950年9月6日 – )は、日本の神職作家詩人。元靖国神社宮司神宮禰宜神社本庁参与。
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