第18回川柳マガジン文学賞準賞受賞のことば(たむらあきこ)
滝音をひろげるたましいのなかへ(準賞受賞作「わたしの断層」一句目より)
古代インドでは人生を4つの時期に区切った。学生期、家住期、林住期、遊行期。学生期で学び、家住期で働き、家庭をつくり子どもを育てたあとに、人生の稔りの林住期を迎える。
人生90年、100年の時代に我われは生きている。多くの人にとって林住期はおおよそ定年後の60~65歳から。〈自分探し〉ということばが流行って久しいが、本当にやりたいことは何かを自分に問いかけ、実行する時期が林住期。林住期は本来の自分を取りもどすとき。さらにジャンプ、知らない世界に向けて離陸するときでもあるだろう。
日本人はよく働くが、人生はよりよく生きることが目的で、働くことは多くの場合そのための手段である。働きバチで一生を終わってはならない。
川柳は、林住期からでも挑むにふさわしい魅力的なフィールド。柳友のみなさまとともに、これからもじっくりと耕してまいりたいと思います。
たむら あきこ
和歌山市在住。前田咲二に師事。川柳瓦版の会編集同人を経て、フリー。国内外を吟行中。22年度、23年度、25年度、26年度咲くやこの花賞各優勝(永久選者)ほか受賞多数。著書に『たむらあきこ千句』ほか。
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川柳マガジン掲載の上の写真、姉に頼んで撮ってもらったのね。(和歌山市立図書館にて。) 新葉館出版さんへメールに添付して送らせていただいた元写真は、下(おまけ)。

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