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 … まずタイトルに続く十句の内容と纏まり、作句の軸に重点を置くことにした。次に十句を揃える時の作者に思いを巡らせたが、そこにはそれぞれの人生のドラマが広がっていた。応募作品一句一句との出会いに感動と感謝の中、懸命に句と向かい合った。
 第一位「わたしの断層」。滝音に続く十句には、漂う喪失感の中にも静かに現状を見つめる作者の姿が見え、「あのひとの…」「訃のあとを…」「それからの…」一連の句に、いつしか遠い日の自分を重ねていた。

 上記長島敏子先生の選評(一部)のうち赤字部分は、今回の準賞受賞作品「わたしの断層」への選評。下に作品を再掲。

わたしの断層
滝音をひろげるたましいのなかへ
あのひとの影を濯いでいるのです
訃のあとを漂うわたくしのさくら
それからのひとりは巡礼のかたち
言葉ひとつ捕えてきみを裏返す
風にながされ糸口が攫めない
調温のできぬあの日は迂回する
傷あともわたしもすこしずつ錆びる
長くなる影に問われる方向性
わたしの断層にはなびら入り込む
…‥‥‥‥‥‥………‥‥‥‥‥‥………‥‥‥‥‥‥…… 

   11月14日に(気になっていた)お礼の電話をさせていただいたのね。そのときは来客中ということで、あとで電話をいただいた。一位に採った作品が(川柳マガジン文学賞は清記選なので)誰の作品とも分からなかったが、ふたを開けるとあきこの作品だったということで。
 ほか、久しぶりに文学賞に応募した理由を申し上げたりして、話が弾んだのね。先生、どうもありがとうございました。

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