第十八回川柳マガジン文学賞25位(6点)「蛍かご」
片岡加代選 秀2 長島敏子選 秀12
蛍かご
ふたりからひとりへ終のかくれんぼ
あれもこれもゆめ手のひらにのる軽さ
問いかけるように落花が触れてくる
さくらの渦のなかにわたしの飢えがある
どの斜面だろうときみがいてくれた
あれからの曲折日記拾い読む
この世あの世の境に水音がひびく
逢うていることを終点とはできず
じゅずつなぎのあとをつないでゆく余白
こいびとを閉じこめておく蛍かご
…‥‥‥‥‥‥………‥‥‥‥‥‥………‥‥‥‥‥‥……
続きは次々回
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