
阿字観とは、弘法大師によって考案された密教の瞑想法。大日如来(宇宙)と一体になることをイメージする瞑想で、通常梵字の「阿」が書かれた軸の前で行う。
阿字観の本尊とは、円い月の中に白い八弁の蓮の花を描き、その上に金色の「阿」の字を梵字で書いたもの。「阿」の字は人間の心に宿っている清い明るい仏性(ぶっしょう)を現し、月輪(がちりん)は仏性に備わっている明るい知恵の徳を、蓮の花は浄い慈悲の徳をかたどったもの。下記は阿字観の行い方。
一、本尊に向かい合掌礼拝、座につく。
二、左足を右の腿の下に置き、右足を左の腿の上にのせて座る。(半跏座)
(右足を左の腿の上にのせ、左足を右の腿の上にのせて両足を組み合わせる。(結跏座))
三、左の掌の上に右の掌をのせ、両方の親指の端を相支えて法界定印(ほうかいじょういん)という印を結び、これを軽く下腹につける。
四、上体は真っすぐ、みぞおちを固くしないで下腹に力を入れる。肩の力を抜き、顎を引く。
五、一息ごとに「阿阿」と唱えて、その声を余念なく念じる。本尊の阿蓮月(あれんがつ)とわが心の阿蓮月と衆生の心の阿蓮月と一体不二(いったいふに)であると念じる。
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