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天 恋文に生け捕りされた昼の月 樫村 日華

地 恋文は桃の匂いのする凶器 村山 浩吉※

人 付け文をお月さまならどうなさる 木下 草風 

秀① ひこばえが出ぬよう閉ざすラブレター 田島 悦子
秀② 戦地からどんな生き方してもいい 村井 規子
秀③ 恋文の一文字ずつが脈を打つ 小川 道子※
秀④ 下書きはベルジュラックに依頼する 村形 茂
秀⑤ あの人の岸辺に舟をだしてみる 米山明日歌※
秀⑥ 恋の文たちまち導火線になる 長谷川博子
秀⑦ かしこから追って書きへとつのる恋 常國 喜好
秀⑧ 恋文に抱かれてわたし無重力 土方 かつ子※
秀⑨ 恋文が入道雲になる気配 門脇かずお※
秀⑩ 細胞の総立ち恋文がとどく  高橋  蘭※

佳作① 生きたいと書けぬ恋文無言館 山田 茂夫
佳作② 僕を忘れた妻の恋文読み返す 兵頭 俊子※
佳作③ 子への愛妻への愛の遺言書 二宮 茂男
佳作④ 心臓をとめて差し出すラブレター 橋本 征介
佳作⑤ 青春をグサッと刺したラブレター 伴 よしお
佳作⑥ ラブレターやぶへびだった誤字脱字 岩城 千城
佳作⑦ 恋文が届くドドンと大花火 森口かな江※
佳作⑧ あの野暮が詩人のようなラブレター 松田 竹生
佳作⑨ 別れ文書いても返事待ちわびる 山田とく子
佳作⑩ ダイキライと書いて投函して泣いた 平尾 正人※
佳作⑪ セピア色のじいちゃんの恋見いつけた 木原 恵子
佳作⑫ 君の名を書いたばかりでもう動悸 茶木  薫
佳作十三 懐かしい声が恋文から漏れる 中堀  優
佳作十四 恋しさで万年筆がすべらない 山下怜依子
佳作十五 火だるまになって仕上げたラブレター 秋田あかり
佳作十六 正面から突っ込んできたラブレター 笹重 耕三
佳作十七 ペンパルで終わった恋の不発弾 佐々木ええ一
佳作十八 胸の内絵文字一つに落とす恋 丸山 孔平
佳作十九 悪女から恋文これが捨てられぬ 四分一 泉
佳作二十 恋文はラブレターより恥ずかしい 工藤麦の芽
佳作二十一 恋文の点字へはずむ指の先 田畑  宏
佳作二十二 文通にいつしか恋の色が付く 船越 洋行
佳作二十三 まだ君の指紋が残るラブレター 上田 紀子
佳作二十四 遺品から恋文の束ぬっと出る 平田  恵
佳作二十五 唇を宛名に触れて投函す 北沢 龍玄
佳作二十六 地球への愛を捧げる一少女 佐竹 明吟
佳作二十七 恋文に鼻毛一本迷いこむ 土田 雅子
佳作二十八 ラブレター2円不足で帰宅する 辻本みや子※
佳作二十九 筆圧が愛の深さを物語る 山ノ井茂美
佳作三十 恋文か脅迫状かわからない 門脇かずお※
(※印11句は如月賞入賞句)

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