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柳人紹介(17) 井丸 昌紀さんの20句
掴みよい形をしてる不仕合せ
気が付けばいつもの席で同じ酒
親不孝書き出してみる七回忌
ゆるキャラをまといこっそり泣いている
過不足がない人ちょっと肩がこる

優しさと錯覚された気の弱さ
空想から覚めないうちに逝くつもり
うるさいと注意しているでかい声
いつ見てもにこにこ怖い人らしい
春の宵書き出してみる母の恩

あわててもあわてなくてもみんな死ぬ
半分貰いあと半分も欲しくなる
長生きはしたくないのに飲む薬
美女のための余白はいつも開けてある
いやすはずがいやされ帰途につく見舞い

歩を横に動かす人に敵わない
ネオンきらきらちょっと漂うことにする
深い訳ないけど今日も飲んでいる
飲む話断り方がわからない
酒でもつれた話は酒で解きほぐす

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柳人紹介(17) 井丸 昌紀さんの20句”にコメントをどうぞ

  1. 昌紀 on 2020年4月6日 at 12:02 PM :

    あきこさま
     ご紹介、ありがとうございます。
     赤字太字で紹介していただいた「春の宵書き出してみる母の恩」は、私の数少ない自信作のうち一番の句です。
     咲二師の句集、出版を心待ちにしております。

    • たむら あきこ on 2020年4月6日 at 12:41 PM :

      昌紀さま
      ふつう、亡くなって初めて〈母の恩〉に気づくのよね~、笑。
      それでいいと思うのね。
      この句、「書き出してみる」がいいのね。
      いまでも昌紀さんの傍で、昌紀さんを見守ってくださっていると思います。

      咲二先生にも母を思う句がとても多くて。
      どれを採り、どれを外すか、句数の関係でずいぶん思案しました。

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