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 なんと自殺者の約7割が男だという。生きづらさを考えるとき、もろいのはやはり男なのだろうか。日本社会には男の弱音を許さない風潮があるような気がする。そういうプレッシャーもキツいだろうと。(社会的に)きちんとした職についていなければ結婚もむずかしいだろうし、結婚したとしても家族を養う責任はずっとついてまわる。こういうことは、男にとってかなり苦しいし、生きづらいのではないか。

 男は稼いで家族を養うものという価値観があり、そんな社会的圧力の中にいる。また稼げない男は存在そのものを否定されているようで、その苦しさはかなりのものだろうと想像がつく。家族を養うのは男の役目だとか、男は経済力があって当然などという考え方が社会に色濃く残り男を縛っている。自殺者の約7割が男ということは、幸福度も低いのではないか。男に向けられる社会的重圧が自殺者数を押し上げている、そんな一面もあるように思う。

 一方、女も、さまざまな生きづらさを抱えながら生きている。家制度のあった時代から続く女性差別は、社会からいまも消えたとは言えない。社会的性役割として家事・育児は女の仕事とする風潮も残っている。そこに女の活躍を促進する国の政策も加わって、いまは家事と仕事の両方に追われる女たちが増えているようだ。現実は、フルタイムで働きながら家事・育児もこなしている女たちも多い。

 そんな社会的状況では、しんどさ生きづらさは男女ともになかなか解消されにくいだろう。わたしは、まだまだ専業主婦の多かった時代を、仕事をしながら育児と親の介護などいくつかの責任を果たしてきた。いまは、少々の仕事を続けながら一人暮らしを楽しんでいる。最近、年齢のせいか、若いときにはあまり気付かなかった男側の生きづらさというものも見えてきたのね。これから時代がどう変わっていくかは分からないが、男女たがいに相手の生きづらさへの思いやりと行動がたいせつということだろう。

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