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 川柳がなぜ文芸らしくないのか、その理由として私は次のように考える。
 第一に、川柳は数百年の時間を背負った短歌、四百年の伝統のある俳句に比べると、まだ歴史が浅く(ほぼ二百五十年)、理解者層に開きがあり、その数も少なく、実作者も少ない。
 第二に、その表現が、例えば俳句と比べて卑近で通俗的であること。それは川柳が、生ぐさい人の生き方や思い、社会の裏面、断面を対象としテーマとするため、作品がナマナマしくなったりするためである。
 第三に、古川柳と現代川柳を同一視し、古川柳のオカシミ、こっけいあるいは狂句(ダジャレ)等が川柳そのものだと理解されていること。
 第四に、現在マスコミ等で一般大衆の目に触れる、川柳作品の質が低いこと。
 第五に、現代川柳について他ジャンルの人や一般の方々が知らないこと。また川柳界が、現代川柳について一般にアピールする努力をおこたっていること。(すべて柳誌の原文ママ)
続きは次回

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