原未だ少し恋に身を焼く日がほしい 奥田 悦生
「未だ」は「まだ」で。言いたいことをもっとズバリと。
添まだ恋に身を焦がしたいぼくの古希
原一目を置く宿敵の人間味 丸山 孔平
「(一目を)置く」が「宿敵」に係るのか、「人間味」に係るのか。そこを明瞭に。
添宿敵へ一目を置く人間味
原夕刊の薄衣で知る雨もよう 城戸 幸二
比喩の「薄衣」に違和感。
添袋入り夕刊雨を気付かせる
原大宰府の梅は昔の顔で咲く 赤松 重信
「昔」に具体性をもたせる。
添大宰府の梅道真の貌(かお)で咲く
原定年で旅が始まる 新しく 石寺北次郎
安易な一字空けを避ける。
添定年へ始まるぼくの次の旅
原妻の座は総理も勝てぬ君主制 河瀬 和弘
「総理」「君主制」は如何なものか。ここは「王様」くらいで。
添妻の座の妻には王様も勝てぬ
原ゴール跨ぎ二番手来季決意する 林 進
「跨ぎ」までは要らない。
添二番手のゴール来季へ決意する
原減量も化粧もしないのが理想 伊藤 聖子
このままでは散文。「減量」と「化粧」のどちらかを省くことで音数を節約。
添すっぴんがいいわたくしの自然体
原いただいた寸志はすでに腹の中 トニー荒川
「寸志」をお金として「化け」の一語を足せば。
添いただいた寸志たちまち酒に化け
予備句
原口ヘの字眼力こめた小鬼さん 松田 眞弓
バラバラな「口への字」と「眼力こめた」を纏めると。
添ヘの字に口結ぶ小鬼の眼に力
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(原=原句、添=添削句)
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