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 前田咲二先生の句集の体裁を考えるうえで参考にさせていただこうと、二日前から『『時実新子の川柳と慟哭』(平井美智子編)』を再読。時実新子師の〈川柳観〉を述べた部分に参考になることが多く、下に一部を記させていただく。
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
★川柳は格言ではない。したがって人生訓を敵とする。句によって訓戒を垂れようなんて考えないことだ。(1975年 川柳展望)
★句は平凡に詠って非凡であること。(1992 現代川柳)
★川柳は「もう一人の自分が自分を見る」という自己客観の文芸である。(1992年 新子座´92)
★文芸は夜生まれる。つまり、心の中に夜(ひとりの世界)を持つことが大切。(1995年 新子流川柳入門)
★どこまで脱皮しても蛇は蛇。新子は新子。(1995年 咲くやこの花)
★「なめらかさ」こそが律です。リズムです。韻たるところです。(1995年 新子流川柳入門)
膨らませる為の省略。(1996年 川柳大学)
常識を半歩出る。(1996年 川柳大学)
★説明を求められたら句のまけ。(1996年 川柳大学)
★川柳の姿は一本の棒である。(1996年 川柳大学)
★喜怒哀楽の怒と哀が一番起爆剤であり種火。(1996年 川柳大学)
(あきこ感想:あきこの句には、怒がないのね。怒を起爆剤にして詠めないし、むしろ詠まないようにしているところがあります)

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『時実新子の川柳と慟哭(平井美智子編)』から、時実新子師の〈川柳観〉を読む”にコメントをどうぞ

  1. 江畑 哲男 on 2019年3月30日 at 10:09 PM :

    アップの前に失礼します。
    コレは名著です。いやいや、労作と言うべき性格の本かも知れません。
    身近にいないとココまで書けません。

    • たむら あきこ on 2019年3月30日 at 10:32 PM :

      江畑 哲男さま
      こんどどこかの句会でお会いしたとき、お伝えしておきます。

      前田先生の句集を出すのに、体裁を参考にしたいと考えているのね。
      やはり、自分の句集は生きているうちに自分で出しておくのがベスト。
      引き込まれて、さいごまで読んでしまいました。
      亡くなって十年もしないうちに消えてしまう柳人が多い中で、この方の句は、残るでしょうね。
      頑張らなくっちゃ~。
      あきこを含め、みんながですよ~。

  2. 前川奬 on 2019年4月9日 at 11:41 AM :

    たむらあきこ様
    貴ブログはいつも興味深く読ませてもらっています。
    3月7日付貴ブログの中でお尋ねの七言絶句もじりの漢詩の意味
    について、中国語に詳しい友人に聞いてみたところ、つぎのような
    返事をもらいましたので、そのままお伝えします。
    「あまり感心しませんがこの程度でご勘弁を。
    千年生まれ変わり、万の劫を経て人の身を得たが、
    全ては前世に播かれた因によることを知れ。
    この身に向き合わず、今生を過ごすならば、
    更に又いつか、修身解脱の日が来ようか。
    このような意味だろうと思います。生来宗教に無精の
    ためこれぐらいにて。
    ちなみにこの詩は、台湾の田舎の道教の廟で見かける、
    因果応報、輪廻転生の教えに基づく勧世(人生訓)や災厄
    のお告げの詩の類ではと思います。
    以上です。
    本のことはどうぞよろしく」

    以上ご参考になれば幸いです。
    余談になりますが、この返事をくれたわたしの友人は下記書物の作者です。
    『駐臺南日本兵1904年日記』松添節也翻譯・編注  中央研究院臺灣史研究所発行

    作句活動のかたわら句会に出席など御多忙の様子、くれぐれもご自愛ください。
    前川奬

    • たむら あきこ on 2019年4月9日 at 12:54 PM :

      前川奬さま
      ありがとうございます。
      道教といえば、台湾に行ったときに訪れた芝山巖惠濟宮を思い出すのですが。
      そうですか。
      ちょっと研究しないと分からないような深い内容ですね。
      興味深いですね。(ここで止めておかないとすることが多くなりすぎるので、笑)
      頭の隅にしっかりと入れておきます。(時間があれば、道教周辺にも踏み込んでみます)

      このつたないブログにいつも目を通してくださり、感謝に堪えません。
      これからも、どうぞ、いろいろと教えていただければありがたく存じます。

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