望郷の根っこに母の子守唄
百歳までとてもとてもがひょっとして
黄昏て人という字がなお恋し
百までは生きるつもりの初日の出
体中パーツ交換したい歳
子を庇うときはカラスも仁王立ち
王さんと呼べば5人は振りかえる
猪脚と南京豆食べ母乳好し
台湾薯大小豚は集り食む
あきもせず三匹の子豚ねだる孫
くたびれて猪突猛進とはいかぬ
言い訳はつい口癖のトシだから
手の届く花一輪が温かい
病院のデータベースにわが余命
逆立ちをすると世間が見えてくる
嘘ばかり甘い舌から手が生える
沢山の女王出て世は女尊男卑
竹よりも伸び早い髭面を剃る
平成をふり返りつつ書く賀状
のぼりつめた位にもある孤独感
台湾は除夜の花火で年が明け
老後にと貯金する母米寿越え
個性だと言えば何でも許される
王様のとぼしい語彙を拾い合う
石段の手摺りに頼る初詣
友だちとおもった門が閉めてある
王様の椅子売切と書いてある
百獣の王もパンダが気にかかる
冬花火せつぞくしから燃やしあう
我が家でも一匹飼っている王子
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