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※時間がないので、少々急いでまいります2月28日から台湾(台北)吟行。近いとはいっても、外国。やはり少々の危険は覚悟しないといけない。何を言いたいかというと、あきこがどこで倒れてもいいように、前田咲二先生の遺句集が出せる準備を完璧にしておかないといけないということなのです。わたしはすでに『たむらあきこ千句』を出している。あの句集が出たときの安堵を忘れない。大げさでなく、もう死ねると(笑)。(次の出版への欲がすぐに出てきましたが(*^_^;)) 先生は一冊も遺しておられない〈(川柳の)横綱なのです。
 来年2月末までに手元に預かっている全句から抄出すべく、昼も夜もなくがんばっております。

前田咲二遺句集 平成16年』【48】
歓びがあるから耐えられる 拳
何があろうと亡母が後ろにいてくれる
小骨の多い女の愚痴を聞いてやる
郵政はのらりくらりと民営化
まだトラを想う自分がいじらしい
舗装した故郷他人の顔をする
流れ矢にしては急所を衝きすぎる
一本の杭から隣との亀裂
藤田まことの刑事に滲み出るなさけ
森の小人に長い詫び状書いている

朝青龍の背中は土を嫌いぬく
親に向かってノーコメントはないだろう
弁護士は向こうの方が上である
一所懸命歩いてるのはウォーキング
笑いを一つ名刺がわりに置いてくる
紀伊國屋に立つと時間が消えている
花束を投げると波が寄ってくる
妻の眼はトンボ隠れる場所がない
愛嬌が持ち味客をそらさない
余分な時間はないが酒なら付き合おう

流し目という横波にもろいぼく
那智開運暦を肌身離さない
条件が揃いすぎてるから迷う
夜という慰めがあり生きている
竹を割る竹を編む竹生きている
自動車は駐っているとおとなしい
わたくしの中途半端を糠床に
行方不明のわたしを追っているいつも
外国人社長はロスを切り刻む
ムダな色はないわたくしの絵の具箱

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手のなかに師・前田咲二【48】‥《紀伊國屋に立つと時間が消えている》(前田 咲二) ”にコメントをどうぞ

  1. 松浦英夫 on 2018年12月27日 at 8:16 PM :

    koこんばんは。
    咲二先生の句、毎回楽しみに読ませていただいています。
    私は、先生の晩年の2年ぐらい、瓦版の句会でご一緒させていただきましたが、まとめて句に触れて、先生のすごさを痛感しています。
    ブログにアップされた句は、取り込んで折に触れ読み返しています。

    ところで、昨日は久しぶりにゆっくりお話し出来て、楽しかったです。
    写真までアップしていただき恐縮です。
    くれぐれもお体ご自愛ください。

    • たむら あきこ on 2018年12月28日 at 3:17 AM :

      松浦英夫さま
      とてもすてきな写真なのよ。
      お見せできないのが残念なくらい。
      美男美女です。(^^♪

      先生の句のすごさが分かるのは、あなたが精進しておられるから。
      また、心で句を読んでおられるからだと思うのね。
      〈作っていない〉句を味わって、おたがいに先生に勉強させていただきたいと思います。
      ではまた~。

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