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※時間がないので、少々急いでまいります時事川柳専門結社である「川柳瓦版の会」へは、かなり抵抗いたしましたが(笑)、先生に押し切られて同人になった格好です。「時事川柳を制する者は川柳を制する」とか、「〈私〉の川柳もいいが、時事川柳で句の幅が広がる」などと熱心に勧めていただいたのね。それでも渋っていると、なんと「交通費も同人費もこちらでもつから、来てくれるだけでいい」と仰るのね。さらに「後継者として来てくれ」「時事川柳を勉強してもらいたい」と仰るのです。そこまで言っていただくのならと、ありがたく(?)お言葉に従ったわけです。(結局十年間、お申し出の実費の半額(半額でいいと遠慮させていただいたのね)を自腹を切って出してくださいました)

前田咲二遺句集 平成16年』【45】
ちょっと触ってみて反応を確かめる
一生かけてわたしに磨くものがある
北浜の修羅をくぐった顔の艶
あとすこし神に無心があるのです
父を送り母を送って雨を聞く
根のようにわたしの中に棲む昭和
紙ヒコーキ 争いのないあたりまで
旅のまえのひととき四分咲きのさくら
根回しの下手な男を信じよう
自画像に明日の彩を描き添える

半音を上げるとぼくが生き返る
海峡の谺は亡父の声になる
いい友に囲まれている顔の艶
杜氏唄しみて日本一の酒
イラクから還る命と往く命
人間の大きさ語り継ぐ龍馬
例えばぼくは絹糸 妻は木綿糸
修羅をくぐった傷がいくつもある仮面
愛情でがんじがらめにされている
受けてごらんぼくの剛速球の愛

砂時計の砂は妥協を許さない
お互いに傘傾けてすれ違う
監視カメラが四方八方から睨む
海という教室がある海の民
夜行性のわたしに長い夜がある
そのヒント無断拝借いたします
大仏様の背中をいちど見てみたい
壬生狂言の声なき声に酔うている
ふとん干している電話が鳴っている
締め切りが迫ると猫もおとなしい

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