※時間がないので、少々急いでまいります。18日に久しぶりに句会(川柳マガジンクラブ大阪句会12月句会)で大阪市中央公会堂にまいりました。前田先生が亡くなられて一年余り。(昨年9月27日に亡くなられたのね) 先生の声はいつもこころにあるのです。(いつかそれを書くこともあると思います) 地下鉄の淀屋橋駅あたりから、ずっと先生のまぼろしを追いながら公会堂まで歩いたのね。飄々としたサムライでした、先生は。
『前田咲二遺句集 平成15年』【42】
子供らの大地に触れたがらぬ足
辞表に添えて白い心が置いてある
吐きすてたセリフがいつまでも疼く
あのころのわたしの独楽は澄んでいた
北鮮の核を許さぬ包囲網
傍聴席の耳は一語も洩らさない
欲一つ捨てると広い道がある
左から右へ上手に抜ける耳
ピアニシモのあたりで遊ぶことにする
三日月に中途半端が吊ってある
積み上げて崩してわたくしの昭和
主張にもきっとアキレス腱がある
ナルシストのわたしを裁く紙おむつ
マツタケは腹に悪いと言いきかす
神様がくれる勲章ならもらう
寄り道で見つけたもう一人のわたし
とっておく最後にノーと言う 力
原点に忘れられない絵が一つ
人前で泣ける勇気がありますか
ノーと言う勇気を握りしめている
ひと回り大きくなって列を出る
回遊魚みなケータイを持っている
見せしめは皆より小さい黍団子
何も言わずに軽いキッスをしてあげる
貧乏神が眠っていますお静かに
肩書きを消した名刺が翔びたがる
本心を聞いて重荷になってくる
男ひとり音も立てずに住んでいる
ゆっくりと解く幸せが逃げぬよう
年金のいのち二つが凭れ合い
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