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 川柳マガジンに現在連載中の、新家完司先生の「知っておきたい・味わいたい・伝えたい川柳の名句。名句を味わう 理論と鑑賞」(12月号)に採り上げていただきました。刊行は来年?とか。先生、(遅ればせながら)ありがとうございました。下記は先生の鑑賞文。
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喪中ハガキ 輪ゴムでとめて酌んでいる
 年賀状の発売時期になると、ぼつぼつ「喪中につき…」という年賀欠礼の挨拶状が届くようになる。ほとんどは承知のことだが、「えっ、亡くなられたのか!」と驚かされることも稀にある。喪中見舞いをお送りするか、年が明けてから喪中見舞いをお送りするか、それとも何もせずこのままそっとしておくか。いずれにしても慌てることはない。これまで届いたのと一緒に輪ゴムでとめて…、というところだろう。
 死者たちの時間はストップしたままであるが、生きている者は何事もなく日常が継続し、夕暮れ時にはいつものように晩酌を傾けている。彼岸の死者と此岸の生者の営み、そして、儀礼と現実を対比させ大胆に描いて見せた一句。(川柳マガジン12月号(2018))

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