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※時間がないので、少々急いでまいります
前田咲二遺句集 平成14年』【34】
方程式の中へ女を折りたたむ
羅馬数字の時計の音は本物だ
仮の世の二階と下で寝ています
天国のちちはは探す割り符です
母ちゃんが泣くので屋根を下りてやる
オイからおまえいまはあんたと妻を呼ぶ
似ているといえば似ているモンタージュ
使用前と使用後なるほどと思う
千の手の一つ一つは淋しい手
靴下の穴から逃げ出したチャンス

手を握るしかしてあげることがない
めしに飢えぬが酒にはいつも飢えている
逆指名された女と住んでいる
パチンコの釘ほど憎いものはない
蟹を食う誘いへ秋が熟れてくる
壷になる皿になる土 生きている
盲導犬にたしなめられることばかり
走りつづけています仏の掌で
点滴に繋がれている生きている
けったいな胃だ牡丹餅で酒を飲む

北朝鮮に怖いアナウンサーが居る
夢をふくらませゆっくり組む足場
七人の敵 七色の足の音
的を射ているから腹が立つのです
罪だらけのぼくを洗濯機に入れる
四面楚歌 影も他人の顔をする
あの国が死んだと言えば生きている
マツタケも蟹も届いている隣
太陽を雨を力にして生きる
転んでは学び躓いては学ぶ

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