※時間がないので、少々急いでアップしてまいります。
『前田咲二遺句集 平成13年』【22】
少し抗い少し流れて生き上手
仁王だって所詮 脇役ではないか
新月に小さいおねがいを吊るす
オアシスの真ん中にある曽根崎署
毒舌家といわれ胃薬離さない
オアシスの燐寸を妻に咎められ
盗った盗られた言うほどの人やない
蟻だって文句一つもあるだろう
口裏を合わせて風を待っている
ジーンズの破れは誰も咎めない
皿ばかり並んで食べるものがない
犬も猿も雉子も職安に通う
円周率が童話の中で3になる
飲んで騒いでおくれと言うている柩
星野がイスを蹴っている負けている
惜しい人だと言われて死にたくはないな
手探りでおんなの膝に辿りつく
ぼくをじっと眺めているチビた鉛筆
鰯の群れはまわりなど見ていない
逆光で写すと美しいあなた
おいしいかと聞くからウンと返事する
焼酎お湯割り梅雨の走りの雨を聴く
気分転換 妻を誘ってゆくのれん
ドアのガラスに頭ぶつけたことがある
渦のまん中にとぼけたぼくがいる
性懲りもなく愛憎の渦に舞う
勘定違いじゃないかと思うほど安い
自分の背中を深みへ押している自分
錆止めの酒を過ごしていませんか
めんどくさいので好き好きと言うておく
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現在平成13年で、このままいくと上中下3巻でも足りないのではと陰ながら心配(?期待)しております。
昌紀さま
ご心配ありがとうございます。
力強い応援団のお一人だと思っているのよ。(ToT)(__)
時間のバランスをとりながら、先生の遺句集をなるべくはやく出そうと思っているのね。
そうしないと、安心して自分のことにかかれないのね。
いつまで元気でいられるか、そこのところも考慮に入れて。
全力の選句と、細心の注意を込めて、完全な遺句集にまとめあげたいと思います。
句のレベルは、当然のことながらすべて一定の水準を超えているので、どの句を拾いどの句を捨てるかはむずかしい問題でもあるのね。
お元気で、見守っていてください。
バッタリ、どこかでお会いできるのを楽しみにしております。(*^^*)
そうですね。
惜しい人だと言われて死にたくはないな
錆止めの酒を過ごしていませんか
昌紀さま
フフフ。
お酒もほどほどに、ってことよね。
書き写して、よく見える所に貼っておきましょう。( ..)φ
たむらあきこ様
『前田咲二遺句集 平成13年【21】【22】
ご抄出の句拝読。
下記の句がわたしの興味を引きました。
孫がグーばかり出すから出すハサミ
拉致疑惑の霧が流れている 渚
笛吹いて踊らぬ部下の数を読む
札束に目のない虫を飼っている
軽口は叩くが本心は見せぬ
教科書検定 隣の国にしてもらう
じっくりとわたしを煮込む落とし蓋
地図にない道ならたんと知っている
メーデーの列も短くなりました
閃光を見た目がヒロシマに集う
少し抗い少し流れて生き上手
毒舌家といわれ胃薬離さない
オアシスの燐寸を妻に咎められ
蟻だって文句一つもあるだろう
口裏を合わせて風を待っている
ジーンズの破れは誰も咎めない
犬も猿も雉子も職安に通う
鰯の群れはまわりなど見ていない
逆光で写すと美しいあなた
錆止めの酒を過ごしていませんか
有難うございます。
前川奬
前川奬さま
前田先生の句集はどこにもありませんから、このブログを写しておられる方が何人もおられるようです。
横綱と称された川柳家前田咲二の句を、ここでみなさんがごらんになっているのね。
先生を川柳界のために遺す、という仕事を粛々と進めていこうと思います。
小手先でいじくった川柳ではないのね。
アップも、一日にできれば二回のペースでと思うのですが。
難しいかなぁ。(ーー?