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前田咲二遺句集 平成12年』【19】
行方不明になる算段をしています
紅白が終わると二十一世紀
ミヤコ蝶々が閻魔を笑わせる
スランプの底でうどんを食べている
ぼくによく似ている打つと曲がる釘
河内弁です喧嘩ではありません
丸い石ばかり寄ってもつまらない
えんぴつで重い答が書いてある
ぽっくり寺へ参るのも欲だろう
二十世紀終わるが島は還らない

灰皿に折った名刺が捨ててある
煮え切らぬ男を一夜干しにする
新庄の器を量る大リーグ
深追いはよそう薔薇には棘がある
左遷という逆のチャンスもあるのです
かさぶたの下で疼いている未練
計算があって道草食っている
躓いた話を聞きたがる耳だ
脈搏をそっと数えている他人
天の声そんな囁きなら聞こう

ぼくのデータいくらで買ってくれますか
帰りたくなれば帰ってくるだろう
小錦の皮膚は何畳あるやろか
新世紀へ月の裏からメッセージ
ぼくが歪んでいるのか月が丸いのか

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