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 〈年収〉や〈企業ブランド〉がステータスシンボルとなっていたこれまでの価値軸は若い人たちに通じなくなってきているようだ。肩書きや組織といった既成の枠組みにとらわれることなく、自己実現を志向する人たちが多くなってきているのだろう。
 川柳界についても同じ傾向があるようだ。結社に所属することなく、自由にあちこちの句会に出て句を詠む。結社としては、句会の後ひと月分の原稿ほかを取りまとめ編集、柳誌にするまでそれなりの時間も労力も費用もかかるので、誌友・同人がほしい。頼まれてもしり込みする方がいるが、相互扶助によらねば結社が成り立たないので、そこはやはり譲歩・協力せねばならない。
 川柳という文芸は、本来自由なもの。しかし会長など結社を背負う役職に就くということは、半端でない束縛をともなうことになる。創作を取るか、肩書を取るかでそこの選択が異なってくる。創作者としての部分をある程度犠牲にしないと、大きな結社の会長がつとまるものではない。
 俳人も最近は若い人に無所属が増えているようだ。賞さえ取っておけば無所属でもマスコミに活躍の場があるらしい。そういうことを知人に説かれた。いまは自由な無所属をしばらく創作に専念して愉しみたいと考えている。柳人に肩書はいらないあえて肩書を問われれば『たむらあきこ千句』とお答えしておこう

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