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ペンと紙 千句が多すぎるという声もいただいているが、私自身はこれからの(個人の)川柳集は所収千句くらいで出版、発信されることが(川柳界の発展のためにも)望ましいと考えている

 絵画の世界では会場に大作がずらりと並ぶ。そのくらいでないといまの複雑な情報社会に生きる人々のこころをダイレクトに掴むことはなかなかできないのではないかと思う。小品とくらべると大作は格段にむずかしいのではないか。小品の場合は〈それなりに〉というところがある。小さく纏めれば(悪く言えば)シロウトの作品でもごまかしがきく(こともある)ような気がする。

 川柳もすぐれた選者が厳選して句を集めれば、一句ごとに納得できる。その句だけ読む分には、おなじ作家のほかの作品が脆弱であっても持ちこたえられるところは絵画の小品とおなじである。絵画の小品や川柳の一句で作家の力量は測れない。絵画の大作はまず構成(構図)がしっかりしていないといけない。構成のいい加減な作品は、何を訴えたいのかどこまでも覚束無い。細部にわたっての完成度も要求される。大作を描ける作家の小品こそが(まぐれではない)価値ある小品なのではないか。造形の基本をきちんと身につけてこそ大作が描ける。それに似たことが川柳についても言えるのではないだろうか。文芸としての確かな位置を占めるべく川柳を発信するのに所収千句くらいは当然と考えてよい(たむらあきこ)

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