長岡京川柳会 創立15周年記念合同句集『川柳たけのこⅢ』より
ワンクッション置いて苦言を受け止める 石見 敏江
身の丈に合った話に潜り込む 石見 敏江
近松の闇を歩いていたきのう 奥山 晴生
答えだな自分の炊いためしを食う 奥山 晴生
コントラバスは湖の底で弾く 加納美津子
身のうちの深いところで虫が鳴く 加納美津子
ゴミ袋提げてうっかり駅にいる 河津寅次郎
あかんあかん心にしまうことなんや 北原 照子
難問に鉛筆までが汗をかく 輿石 直子
いい日だった何度も言えたありがとう 近藤 北舟
結末は言うたらあかんそのドラマ 坂田こういち
聞き耳を立てているのは朧月 杉野 恭子
言い合ってみたい日もある蝉時雨 杉野 恭子
こんな生き方しかできぬ蜆汁 高橋 謡々
ありのままのあなたはとてもやわらかい 高橋 謡々
風呂敷を広げたままでまだ続く 谷垣 郁郎
比べるから小さく見えるだけのこと 津田 照子
反対の車線はいつも空いている 津田 照子
待たせるつもりだどうぞとお茶が出る 百々 寿子
シャンプーの匂いが届く距離にいる 原 洋志
尾骶骨あたりで確かめるつもり 藤井 孝作
ひと言が足りなかったんですきっと 前中 知栄
居ずまいを正し話がございます 八木 勲
土砂降りの中で素数になっている 和田 洋子
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あきこさま
すでにご存知かと存じますが、お知らせいたします。。
訃 報
去る平成28年10月19日 尾藤 三柳(源一) 行年87歳にて逝去致しました。
生前、故人が賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます。 長男 尾藤一泉
最後の句「いのちの知恵より新鮮な音が欲し」「煙と一緒に痛み消えゆく」
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田村 ひろ子さま
そうですか。
なんとも言えない気持ちです。
残念を通り越しています。
これから先生の遺された足跡を少しずつたどることになると思います。
ご著書を、少しずつ読んで参りたいと思います。
少し話させていただいただけでも、その大きさの分かるような先生だったと思います。
痛みに耐えかねておられたのでしょうか。
短句のような句を、遺されたのですね。
耐えがたい痛みが、両方の句から滲んでいます。
未分化ガンが肺および骨転移し、放射線治療による緩和がおこなわれましたが、心臓および腎臓の不全から肺水腫の併発、還らぬ人となりました。
「尾藤三柳を偲ぶ柳筵」を本年12月4日、上野精養軒において執り行います。
通夜 平成28年10月25日(火)18:00~19:00
葬儀 平成28年10月26日(水)11:00~12:00
式場 柏屋ハートホール 東京都墨田区京島3-16-5
喪主 尾藤 優子(妻)
尾藤 一泉(衛己) (長男)
田村ひろ子さま
ありがとうございました。
続けてアップします。
ずっと先生との出会いのことなどを考えておりました。
残念ですが、仕方ありません。
直接お会いするために、何度も東京の川柳公論表彰句会まででかけました。
ほんの少しご挨拶するだけなのに、心がすっと通じるような、頭が下がるような、そんな感じで。
近くで、つねに先生の謦咳に接することができたらどんなによかったか。
私淑させていただいたわけですが。
これから時間を取って勉強させていただきます。