第14期は、平成27年(2015)6月号~平成28年(2016)5月号発表分。5月号が毎年の〆。今回は1位(40点)が加藤ゆみ子氏。同点(37点)2位が藤原鬼桜、白井靖孝両氏とあきこ。第15期第1回は6月号に発表。
川柳マガジンクラブ誌上句会のよいところは、応募者の名前が選者に分からない、選者名も発表まで分からないこと。より公平な選のために工夫されている。力試しには、悪くない。めったに誌上句会には出句しないが、ここと 咲くやこの花賞にだけは出している。選者の粒を揃えることは出版社にとってむずかしいことだろうが、努力の跡がうかがえる。「クラブ誌上句会、それは誌上の格闘技!」と謳っているこの欄は、同誌の読者の関心の的でもある。明日の川柳界のためにも、同誌のさらなるご努力を期待させていただきたい。下記は、第14期の加藤ゆみ子氏とあきこの入選句。
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加藤ゆみ子氏の入選句
第3回「もどき」アンドロイドが母親になりたがる 天&7客
第4回「名作」この星に水を配した神の技 天
第5回「☆」夜空つつくと金平糖のシャララ 7客
第5回「☆」迫害をうけたアンネの胸の星 60秀
第6回「等身」等身のロボット僕になりたがる 7客
第6回「等身」百五十五センチのまま愛される 7客
第7回「放置」自分だけさっさと星になっちゃって 60秀
第10回「ぬるま湯」羊水を出て神の掌にもどる旅 60秀
第11回「置き土産」むかしむかし人類が居て核のゴミ 65秀&65秀
第12回「魂胆」握手する右手ばかりをあたためる 7客&7客
第12回「魂胆」魂胆を生きる力と言い換える 65秀
第12回「魂胆」たくらみは見せまい泥は流すまい 65秀&天
あきこの入選句
第2回「深追い」引力なのだろう深追いしてしまう 60秀
第2回「深追い」きみの背中だけが拡大されている 地
第3回「もどき」擬きにもすこしランクがあるらしい 60秀&60秀
第4回「名作」読後この深い余韻は何だろう 60秀
第4回「名作」名作にも時代の錆が浮いている 60秀
第6回「等身」等身大の私を愛せないわたし 60秀&7客
第7回「放置」ほったらかしにされたわたしに錆が浮く 60秀&60秀
第8回「遠回り」わたくしの浅瀬を月が迂回する 天
第8回「遠回り」遠回りだんだん獏の貌になる 7客&65秀
第10回「ぬるま湯」ぬるま湯に浸りわたしを錆びさせる 65秀&65秀
第11回「置き土産」方向性あって踏み絵にされている 65秀
第12回「魂胆」ポップコーンに魂胆などはないだろう 7客&65秀&地
第12回「魂胆」傍観者のかたちで風を読んでいる 65秀&65秀
(課題は3句提出だが、選者によって同じ作者の2句を採る方もおられる。第1回~第11回までは2人選。第12回は読者の投票による人気選者の4人選。今年は大野風柳・新家完司・津田暹・前田咲二の4氏。※第9回は川柳マガジン2月号が行方不明で入選句が分からない)
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