
せんぐう館(外宮)
伊勢神宮吟行20句
外宮
外宮参道(げくうさんどう)に今昔(こんじゃく)貌をだす
願(がん)があるわけでない二拝二拍手
勾玉池(まがたまいけ)を遠い記憶が滑りでる
ご遷宮の歴史のいささかを撮(つま)む
内宮
御裳濯川(みもすそがわ)の加減乗除が続いている
棟持柱(むなもちばしら)がわたしの中に立っている
天照大神(あまてらすおおみかみ)御前(みまえ)の無辺際に凭(よ)る
わたくしへ繋ぐわたしに造り替え
二拝二拍手一拝 風が聴いている
とても緩い時間を挟み込んでいる
忌火屋殿(いみびやでん)のいつ果てる煙か知らず
わたくしのかたちを炙(あぶ)り出している
五十鈴川もわたくしにも紆余曲折
自虐的に膨らむものを閉じきれぬ
遠浅のきのうばかりが裏がえる
折り合えぬわたしを孵(かえ)す参集殿
きのうの緩やかさ御師(おんし)の伊勢暦(いせごよみ)
深層意識に答をくれている鏡
八百万(やおよろず)の神がわたしの傍に居る
すこし暗いところに水の声がある
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