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誌上競詠「咲くやこの花賞」27年度 第8回「隙」木本 朱夏選
鍵盤の隙間
夏と秋の隙間が行方不明なの 木本 朱夏

夏風邪のようです鍵盤の隙間 吉松 澄子

正露丸詰めて黙らす大臼歯 竹村紀の治

十二支の隙間に猫の座り込み 柴田 園江

背番号付けてザルから漏れている 水品 団石
マイナンバー尻尾が見えて来ましたね 中前 棋人
秋の隙間にむらさきを焚き込める 雨森 茂喜
うっかりと機密漏洩歯の隙間 高島 啓子
日本の隙から銃口が伸びる 石橋 芳山

終活の隙生焼けの恋ひとつ 菊池  京
絡まってブラシの隙に溜まる鬱 高島 啓子
兵隊が死んだ隙間に芥子の花 月波 与生
ビルの隙間でカップラーメン啜る 古久保和子
隙のない檸檬をひとつ本棚に 真鍋心平太

隙のない男の影を踏んづける 高浜 広川
隙だらけだよと呆れる影法師 吉道航太郎
不機嫌な声が地球の隙間から 新家 完司
定位置は隙間ですワーキングプア 岡内 知香
隙間から覗くとさかさまの世界 加納美津子

乙姫が寝込んだ隙に逃げ帰る 池田 吉久
隙間にはときどき飴こ詰めてやる 米山明日歌
隙間の件で寄せてもろてもいいですか 竹内ゆみこ
あの人もニッチになってしまわれた 丸山  進
幸不幸ドミノ倒しの列にいる 菊池  京

夕間暮れ二足歩行は隙だらけ 青砥 和子
住所録ざっくり裂け目から血潮 岩根 彰子
阿と吽の隙間泣いたり笑ったり 古田 祐子
家系図に割り込むボクの知らぬこと 山本 昌乃
先入観隙が大きくなっていく 杉山 太郎

忘れたい隙間に入り込む小石 青砥 和子
隙間から埃ぐずぐず言い出した 稲垣 康江
樒の間から坊さんを覗く 井上 一筒
密封で息が苦しくなる秘密 大島美智代
密売はおとり捜査で逮捕する 坂本 加代

一面の黄色虫媒花が笑う 古田 祐子
大阪の隙を見つけるまで咲こう 福尾 圭司
落丁の隙間にぺんぺん草はえる 村山 浩吉
席詰めたお礼に貰ういい会釈 新海 信二
七人掛けの六人みんな目をつぶる 柴田 園江

イタイ痛いと指の間から覗く 下谷 憲子
隙は過去ばかり集めているらしい たむらあきこ
生と死の狭間でちちろ鳴いている 合田瑠美子
蝉時雨ふと聞こえなくなる隙間 田村ひろ子
あと幾日生きるかわからない隙間 三宅 保州

第8回現在 順位(得点) (1~40位) ()内は入選句数
1位 谷口  義 12(6)
2位 たむらあきこ 11(7)
3位 吉松 澄子 10(7)
4位 古田 祐子 8(8)
5位 菊池  京 8(5)
5位 合田瑠美子 8(5)
7位 西澤 知子 8(4)
8位 杉山 太郎 7(7)
9位 前田 咲二 7(6)
10位 下谷 憲子 7(4)

11位 加藤ゆみ子 6(6)
11位 高島 啓子 6(6)
11位 中前 棋人 6(6)
11位 村山 浩吉 6(6)
15位 古久保和子 6(4)
16位 雨森 茂喜 5(5)
16位 居谷真理子 5(5)
16位 井上 一筒 5(5)
16位 井本 健治 5(5)
16位 丸山  進 5(5)
16位 米山明日歌 5(5)
22位 大西 將文 5(4)
22位 立蔵 信子 5(4)
24位 川嶋  翔 5(3)
24位 竹村紀の治 5(3)

26位 青砥 和子 4(4)
26位 生田 頼夫 4(4)
26位 大野たけお 4(4)
26位 岡内 知香 4(4)
26位 勝又 恭子 4(4)
26位 柴田比呂志 4(4)
26位 新海 信二 4(4)
26位 橋倉久美子 4(4)
26位 美馬りゅうこ 4(4)
26位 森吉留里惠 4(4)
36位 柴田 園江 4(3)
36位 真鍋心平太 4(3)
38位 加納美津子 4(2)
38位 楠本 晃朗 4(2)
38位 竹内ゆみこ 4(2)
(編集部PC資料より)

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