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アヒル  呉陵軒可有(別号・木綿)の表題の句を刻んだ「誹風柳多留発祥の地」記念句碑が東京都台東区・京成電鉄上野駅正面口横に建った(除幕式・8月20日)。関係者の方々のご尽力に頭が下がる思いでいる。原句は《はねの有いひわけ程ハあひるとぶ》。

この記念碑のアヒルは黄金色。いまにも大空に向けて飛び立とうとしているかのような姿がいかにも可愛い。川柳マガジン誌10月号掲載の写真をくり返し眺めて、そう思った。柳多留250年実行委員会のみなさまの”熱”をこの記念碑に感じる。デザインもいい。今後東京に大会などで出かける機会があれば、必ずこの碑に逢いに行こうと思う。

…もし、呉陵軒可有が川柳評万句合の中から、十七音独立鑑賞できる面白い句(ただ表面的な言葉が面白いのではなく、アイロニーの視点から人間を見つめた詩)を集め、一冊の『誹風柳多留』として刊行しなければ、川柳評の作品群も、他の万句合同様に、江戸文化の片隅の「雑俳」として今日の短詩文芸としては隆盛を得ることが出来なかったであろう。
私たち川柳家は、それを忘れず、今日の川柳を文芸たらしめるためにも努力しなければならない。
川柳のアヒルは不器用でも、羽があるからには空を志し、短詩であるからには「文芸」という大空へ良い作品を生むという夢を忘れてはいけない。…(川柳マガジン10月号・柳多留250年記念特集 から抜粋)

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