誌上競詠「咲くやこの花賞」27年度 第6回「許す」板野 美子選
軸
命あやつる神といくさを地の国で 板野 美子
天
おもちゃ売場で埋葬許可証をもらう 谷口 義
地
免罪符どこの店でも売り切れだ 川嶋 翔
人
九条と十三条は恋敵 西澤 知子
許し乞う既成事実という手段 大島美智代
感情と理性イクサは終わらない 下谷 憲子
相席を許す本音と建前と 山田 順啓
道修町薬買うなら通りゃんせ 松下和三朗
笹舟が流れた父と子の和解 池部 龍一
許されぬ恋です月を齧ります 加藤ゆみ子
千夜一夜を笑わせたなら許す 高島 啓子
ドローン落下火の鳥の手に許可願 柴田 園江
許したのは誰だ北極が溶ける 山田こいし
凍ったレモンティーにストロー二本 新海 信二
割箸でつまむ殺しの免許証 板垣 孝志
差し入れの宇治金時はお喋りだ 立蔵 信子
どの色を塗れど違憲は許されぬ 稲垣のぶ久
言い訳が写楽の目玉なら許す 石橋 芳山
覇者のたてがみの総立ちなら許す 前田 咲二
骨が許さぬこれ以上の踏んばり 徳山みつこ
私が逝ったらご自由になさい 和田 洋子
目をつぶるしかない渋滞の座席 新海 信二
ニ長調で始めよトラの応援歌 松下和三朗
エンマ様私何でも致します 中田 尚
五線紙の音符の色はご自由に 雨森 茂喜
何もかも許すと魂が抜ける 森 廣子
もう化石だから許してさしあげる 勝又 恭子
恐ろしくパジャマが似合うから許す 青砥 英規
百年も経ったら許すぬいぐるみ 村山 浩吉
生きるとは許す訓練かも知れぬ 杉山 太郎
丸くなったら許しませんと刀傷 和田 洋子
許せない場所に〆縄張っておく 橋倉久美子
めんどうになってきたのでみな許す 橋倉久美子
許しましょ成分輸血したあとに 井手ゆう子
解凍をされて私のサバイバル 山本 早苗
時効などさせない神さまの手錠 荻野 浩子
許そうと思えば疼く臍の裏 丸山 進
一日のあやまち千年で許す 福尾 圭司
お尻ぺんぺんしたら始末書書かされた 楠本 晃朗
時効にも新月ほどの蟠り 森吉留里惠
投げた靴すっくと立ったから許す 杉山 太郎
悪人の手相がみんな消えていた てじま晩秋
許します私の空を裏返し 米山明日歌
許すのは水平線に消えてから 池田貴佐夫
第6回現在順位 (1~50位) ※同点の場合入選句数の多い者を上位とします。
1位 谷口 義 8点
2位 たむらあきこ 8点
2位 西澤 知子 8点
4位 合田瑠美子 7点
5位 加藤ゆみ子 6点
6位 前田 咲二 6点
7位 菊池 京 6点
8位 吉松 澄子 5点
8位 杉山 太郎 5点
10位 大西 將文 5点
10位 立蔵 信子 5点
川嶋 翔 5点
古久保和子 5点
下谷 憲子 5点
雨森 茂喜 4点
居谷真理子 4点
井上 一筒 4点
井本 健治 4点
勝又 恭子 4点
柴田比呂志 4点
中前 棋人 4点
古田 祐子 4点
米山明日歌 4点
楠本 晃朗 4点
生田 頼夫 3点
大野たけお 3点
岡内 知香 3点
岡本なぎさ 3点
荻野 浩子 3点
河村 啓子 3点
新海 信二 3点
高島 啓子 3点
武智 三成 3点
てじま晩秋 3点
橋倉久美子 3点
平尾 正人 3点
前田 楓花 3点
丸山 進 3点
美馬りゅうこ 3点
三村 一子 3点
村山 浩吉 3点
森吉留里惠 3点
八木 侑子 3点
山本 早苗 3点
吉道あかね 3点
和田 洋子 3点
真鍋心平太 3点
加納美津子 3点
寺川 弘一 3点
猫田千恵子 3点
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いつも読ませていただいていますのに、なかなかコメントができずすみません。
昨日「川柳瓦版9月号」届けていただきありがとうございます。
今日ゆっくり読んでいましたら、咲くやこの花賞の入選句
「道修町薬買うなら通りゃんせ」の句が
19頁、毎日文化センター「時事川柳」7月分にもありますが、
なぜでしょう。
北田のりこさま
気が付きませんでした。
編集会で相談、善処することにいたします。
文化センターの講座に提出された句なので、既発表の句会・大会での入選句ということではないわけですが、講師の井上一筒(瓦版編集人)の判断に任せることに。
ご指摘、ありがとうございました。 ( ..)φメモメモ
また何かございましたら、お知らせいただきたくお願い申し上げます。 m(__)m
(井上一筒投稿)
毎日文化センターの当講座では、「時事吟」と「課題吟」について研究しています。課題吟の内容は月の前半に「咲くやこの花」次月分、後半に「瓦版課題」次月分の自作3句を持ち寄り、全員で提出句を研究しています。その成果を出句するのもよし、他の作品を出句するのも自由という形にしています。(但し、井上一筒担当月は「咲くや」課題研究を中止し、「時事吟」研究分は月例会で一筒選に出句しないことが内部の約束になっています。)
今回の件は、講座内佳句として編集部へ出稿したものの中に当句が含まれ、他方、「許す」の選者板野美子氏のお目にも触れたという結果です。当誌19ページはあくまで「講座便り→前月講座の報告記事」でありますので、二重投稿には該当しないと考えています。
なお、この返答をご覧の方の中に、当講座にご興味のある方があれば、いつでもご参加下さい。お待ちしています。
「毎日文化センター時事吟講座講師 井上一筒」
同じくが載っていた経緯を、お知らせいただいてありがとうございます。