瓦版「咲くやこの花賞」、第6回「太陽」木本朱夏選の〆切は7月20日。出句がまだのかたはお急ぎ下さい。 (途中参加歓迎 お問合せ ℡073-432-7326迄)
24年度選者
森中恵美子 井上 一筒 赤松ますみ 嶋澤喜八郎 たむらあきこ 木本 朱夏
坂本 高士 筒井 祥文 板野 美子 奥山 晴生 天根 夢草 新家 完司
……………………………………………………………………………………………
【咲くやこの花賞 第4回 「せめて」 嶋澤喜八郎 選】
軸
五月雨は上がりもたげてくるせめて 嶋澤喜八郎
天
わがままも言ってくれたら風は初夏 森田 律子
満潮の時も鼻だけ沈めない 寺川 弘一
せめて夕暮れをちょっと値切ってみたくなる 中 博司
笑っていよう木苺赤くなるまでは 森田 律子
せめてものお詫びに鳩を出すつもり 米山明日歌
独りのときぐらいは狂わせておくれ 前田 咲二
あの世ではあなたと出会いませぬよう 楠本 晃朗
国滅ぶ時も行列崩さずに 板垣 孝志
望郷のキリンにせめて遠眼鏡 古久保和子
さよならはせめて手書きで書きなさい 米山明日歌
その時間には沈黙を手向ける 居谷真理子
野たれ死にしても笑っているつもり 和田 洋子
生き死にの話はご飯食べてから 谷口 義
父さんはフライパンには好かれてる 西澤 知子
哀しみをせめては後ろ手に閉ざす たむらあきこ
出口さがすその一冊を読みながら 立蔵 信子
しめやかに弔う不本意な昨日 下谷 憲子
手のひらで遊ばせている天道虫 河村 啓子
寝たきりへ掬って帰る花筏 谷口 東風
詫び状はせめてきれいな水にする 柴田 園江
俗名の小さな墓碑にいたします 美馬りゅうこ
ジョークひとつで緊張をといている 杉本 克子
しゃぼん玉せめてを宙へ泳がせる 古田 祐子
鍋底の明日にこびりつくせめて 加納美津子
せめてからやがてにかわるその日まで 北原 照子
忙しい中からひとときを摘む 立蔵 信子
あの屋根を越えたいのですしゃぼん玉 三村 一子
化け続けせめて最後は人間に 森 廣子
せめてもう少し人間のふりしとく 中 博司
陽の方へせめて向かむと花の首 前岡由美子
一秒の休み欲しいと言う時計 平田 元三
ポツポツと光ろう蛍なのだから 竹内ゆみこ
風媒花せめて乗りたい風を待つ 下谷 憲子
現実をせめて忘れるための花 松本としこ
さよならの背中へせめてもの夕日 松本 柾子
おいしくはないが私を召し上がれ みぎわはな
牛乳びん洗って返却するせめて 新海 照弘
この花が咲くまでせめて散るまでは 河村 啓子
貸す金はないがじっくり聞いてやる 新海 照弘
せめてもを必死で探す瓦礫跡 谷口 東風
一本の松が新芽を出しました 合田瑠美子
Loading...

















































