「伊勢神宮(外宮)15句」
表参道口(おもてさんどうくち)にひれ伏すための顎
わたくしはここ 禊(みそぎ)の水を汲んでいる
理詰めの答えはいらない祓所(はらえど)の尾骨
鳥居から鳥居へわたくしを澄ます
神楽殿までわたしに付いているうろこ
四至神(みやのめぐりのかみ)の榊がねじ伏せる
度会(わたらい)の山田が原の御正宮(ごしょうぐう)
神域に風のコトバを聴いている
音をころして神様へ置くお賽銭
絹の御幌(みとばり)ふゆの白さに膨らんで
素木(しらき)に金具拡散されてゆくひかり
瑞垣(みずがき)の中へと澄んでゆくらしい
御正殿(ごしょうでん)の茅葺(かやぶき)陰翳を抱く
御池(みいけ)には闇につながる声がある
胡散くさい「私」を蕃塀(ばんぺい)に隠す
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月夜の晩に、ボタンが一つ、波打ち際に落ちていた。
それを拾って、役立てようと、僕はおもったわけでもないが、
月に向かってそれは抛れず、波に向かってそれは抛れず、
僕はそれを袂に入れた。
月夜の晩に、拾ったボタンは、指先に沁み、心に沁みた。
月夜の晩に、拾ったボタンは、どうしてそれが、捨てられようか?
[中原中也]
<他愛ない感想>
こうしてあなたはさすらいながら、神へ近づいて行くのですね。
茶助さま
いま天守閣句会から帰ったところ。
中原中也の懐かしい詩をありがとうね。(^_-)
いい詩だなあ。
>こうしてあなたはさすらいながら、神へ近づいて行くのですね。
笑いながら書いていますね~。神(仏)へ近づいたら(帰依とか)、川柳人としてはオワリですね。川柳には、批評がありますから。
伊勢神宮の何を川柳として詠めるか? あきこの壮大?な試みを見ていてくださいませ(なんちゃって、あはは)。