川柳マガジン誌に、「雑詠」10句一組、有効応募総数260作品とある。選考者5名。上位3名、秀逸12名、佳作30名。今回応募したのは初めての4作品。「共鳴箱をさがす」は、大野風柳氏選の秀逸6、尾藤三柳氏選の佳作5をいただいた。「美は乱調にあり」は、雫石隆子氏選の秀逸6。「亡父といる」は、雫石隆子氏選の佳作5、新家完司氏選の佳作11、田中新一氏選の佳作10。「妬心の水」は大野風柳氏選の秀逸5をいただいている。
結局4作品のうち、3作品は5人の選者のうちどなたかの秀逸をいただいたことになる。また、残りの1作品が選者3名の佳作に入選したことで良しとしよう。応募する限りはもちろん作品を繰り返し検討している。どの作品も私の現在地ということで、一応作品に欠点は無いと考えている。あとは選者の好みかと考えていたが、やはりそういう結果になったということだろう。ただ「共鳴箱をさがす」で点数が伸びなかったことは、正直に申し上げて全く意外だった。
尾藤三柳先生は、昨年に続いて第1位、第2位、第3位を該当者無しとされ、全32章を「限界ぎりぎり」として採られたのみだったので、普通ならば「共鳴箱をさがす」は秀逸の範囲。先生の恐らく渾身の選をされた結果なので、甘んじて受け止めさせていただきたい。下記は、「共鳴箱をさがす」。
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共鳴箱をさがす たむらあきこ
シュガーポットの自己肯定としておこう
眉間にはすこし茨を見せておく
メールなど打たない倦んでいるときは
ザッザッと私に響くものを踏む
帰りたくないから境内を借りる
風だって非日常から吹いてくる
ポケットを探りせめてを出してくる
みずからの沼に落ち込む回転体
きのうの断面をときどき光らせる
つぶやいて共鳴箱をさがしている
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