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誌上競詠「咲くやこの花賞」第5回 「せめて」たむらあきこ選(全入選句)
さらばえた私をブランドで包む

せめてはと経緯を埋めておく日記たむらあきこ

さらばえた私をブランドで包む山田 順啓

さようならせめて笑顔を植え付ける飛永ふりこ

訳ぐらい聞かせてほしい消去法新海 信二

タイムカード押して魂は封印三宅 保州
小銃は水鉄砲に変えておく山田こいし
お力になりたいのですセロテープ山本 早苗
見たことは忘れてあげる磨りガラス美馬りゅうこ
引退の日のマネキンに薄化粧くんじろう

負けましたせめてと口に出したとき居谷真理子
せめてもの情などお返しします北田のりこ
サヨナラも言わずに消えたアゲハ蝶加藤  鰹
泡沫は虹色だったマーメイド森吉留里惠
メールだけだってうれしいものなのよ廣田千恵子

水すまし一匹川を川にするてじま晩秋
嫌いならせめて笑顔を見せないで高田まさじ
前髪の色は前世のままにする井上 一筒
ワンコイン分ポックリの願掛ける竹中 ゆみ
変身の刑豚までにしてほしい井上 一筒

真実はせめて隠してほしかった田村ひろ子
紀元前から祈り続ける女たち安藤 なみ
ひっそりと旅立つ朝へ青い空勝又 恭子
反骨のペンは折らない曲がらない中前 棋人
通天閣であべのハルカスをみる福尾 圭司

手を取って言えばよかったサヨウナラ吉道航太郎
信仰をもたぬわたしの心字池下谷 憲子
玉葱の薄皮ほどのせめてです新川弘子
もぐらたたきせめて一発反したい柴田 園江
必要とされるところで咲いてみる岡内 知香

身辺整理わたくしをそぎ落とす岡内 知香
盗人萩あなたの背なにつけておく加納美津子
せめてもの孝行真っ当に生きる北田のりこ
せめてこの一瞬凍らせてみたい立藏 信子
ひとりでもわかってくれる人がいる岩佐ダン吉

溢れるな涙ひとりになるまでは松田 夕介
父の日だとせめて気付いてほしかった太田扶美代
海へ還るせめて鱗を整える加納美津子
九条にボクの一票差し上げる中前 棋人
鳩尾に溜まるせめてが発火する藤井 寿代

介護施設にナツメロが花盛り牧野 芳光
この指で数えたかった退職金北原おさ虫
丁寧にせめてを包む熨斗袋藤井 寿代
駆けつけて弔吟添えるお焼香北野 哲男
繰り返すせめてに欲が滲み出る高島 啓子

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誌上競詠「咲くやこの花賞」第5回 「せめて」たむらあきこ選(全入選句)”にコメントをどうぞ

  1. 北田のりこ on 2014年8月9日 at 6:51 AM :

    まだかまだかと瓦版8月号を待っておりました。

    もしやと思ってプログを開けたら発表されていてラッキー

    一度に2句入ったのははじめてでうれしです。ありがとうございました。

    • たむら あきこ on 2014年8月9日 at 8:32 AM :

      北田のりこさま
      2句入選おめでとうございます。
      鈴鹿大会で一度お話しできたらいいですね~。次回もがんばって下さいね。

      (みなさまに)難関誌上句会と言われ、みなさまに「なかなか入らない」との苦情(?)をいただいています。
      「一回ずつ、諦めずに闘っていただきたい」との瓦版会長の言葉を、お伝えしておきます。

  2. てじま晩秋 on 2014年8月9日 at 7:12 AM :

    おはようございます。
    折角、今月、あきこ女史に採って戴いたのに、次回のくんじろう氏選の
    締切日、ド忘れ。すみません。次からは暦の目立つ処に朱書します。
    お礼とお詫びまで。

    • たむら あきこ on 2014年8月9日 at 8:41 AM :

      てじま晩秋さま
      おめでとうございます(選者が言うのはオカシイですが)。
      締切日のド忘れはだめですよぉ~。
      完司先生のところの晩秋さんのコメントを見ています。(^.^)/
      次回もがんばってくださいね。

  3. 田村 ひろ子 on 2014年8月9日 at 2:33 PM :

    たむらあきこさま
    「瓦版八月号」を拝受。
    あきこさんの選に入り、とても嬉しいです。
    ありがとうございました。

    • たむら あきこ on 2014年8月9日 at 2:46 PM :

      田村 ひろ子さま
      暑いですね~。
      弱冷房にしているのですが、頭がとろけそうです。
      台風で警報が出ていたのですが、どうなったかな?
      ひろ子さまの句が採れて、よかったです。
      これから(地獄の)句箋の整理・分類。(^_^;)
      他誌にはない、ちょっと時間のかかる仕事なんですよね…。

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