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 音楽も川柳も、突きつめればこの世での遊び方の一つ。音楽は「音による芸術」であり、川柳は「コトバによる芸術」。母方の祖父が尺八を嗜んでいたようだが、ほか近い祖先で音楽にかかわったという話は聞いていない。

 私は、自分に音楽の才能があるとはまったく思っていないが、琴の音に惹かれて若い頃三年間ほど二人のお師匠さんについてかなり熱心に箏曲(箏・三絃)に打ち込んだ。お二人とも和歌山市では名のある方で、お一人は生田流最高位の大勾当、もうお一人は生田流宮城社直門大師範だった。ほぼ三年で「免許皆伝」をいただいたが、この世界が自分に向いていないような気がして、そのあと数年でやめた。(箏曲(そうきょく):正式な表現としては「琴」は使わない。)

 続いて、やはり音色に惹かれて京都まで習いに行ったのが「一弦琴」。あと大正琴を少々。そのあと息子のピアノ教室の先生についてピアノを少々。それも三十代の後半までで、それからは楽器に触っていない。

続きは次回

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